第二種金融商品取引業に係る
コンプライアンス対応上の留意点

〜第二種金融商品取引業の業規制、行為規制と態勢整備、
行政処分、当局検査、近時の法改正、協会加入等の
トピックを踏まえて〜


日時: 平成27年2月23日(月)午後1時00分〜午後4時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,500円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 鈴木正人(すずきまさと)氏
岩田合同法律事務所 弁護士
(元)金融庁・証券取引等監視委員会事務局証券検査課 課長補佐、
専門検査官

 近時、第二種金融商品取引業を営む者に対する行政処分勧告、行政処分の事例が増えています。
 また、MRI事件をはじめとする各種行政処分事例等を踏まえて、平成26年金融商品取引法改正がなされ、ファンド販売事業者に対する規制が強化され、また、第二種金融商品取引業協会への加入を促進する制度が創設されました。
 第二種金融商品取引業については兼業規制がないことから、金融以外の事業を営むプレーヤーの参入が比較的容易である一方、金融商品取引法の複雑な規制を遵守しなければなりません。
 そこで、本講演では、第二種金融商品取引業と他の金融商品取引業との相違点等を意識した上で第二種金融商品取引業の内容、規制、整備すべき態勢等を概説した上で、第二種金融商品取引業者への行政処分事例、指摘事例を紹介します。
 さらに、改正の背景も踏まえて近時の法改正の内容(行為規制の追加、協会加入への促進等)も説明します。法改正の内容では、金融審議会「投資運用等に関するワーキング・グループ」で議論されているファンド規制の見直しに関する事項や制度改正の見込みについても触れる予定です。
 最後に、証券検査・監督の一般的な手続や平成26年度証券検査基本方針及び証券検査基本計画、平成26事務年度 金融モニタリング基本方針(監督・検査基本方針)についても解説します。
 なお、2015年2月13日(金)に金融庁から「平成26年金融商品取引法等改正(1年以内施行)等に係る政令・内閣府令案等」が公表されましたので、その内容についても緊急解説いたします。





1.第二種金融商品取引業の内容、規制、態勢整備の
留意点

2.第二種金融商品取引業者に係る近時の行政処分事例、
指摘

3.近時の法改正
〜ファンド規制の見直しの議論も踏まえて〜

4.証券検査・監督の一般的な手続

5.最近の証券検査基本方針及び金融モニタリング基本方針


6.平成26年金融商品取引法等改正(1年以内施行)等
に係る政令・内閣府令案等



【講師紹介】

弁護士(第一東京弁護士会)、ニューヨーク州弁護士。
2000年東京大学法学部卒。
2013年4月岩田合同法律事務所入所。
2009年ペンシルベニア大学ロースクール修了(L.L.M)。
同年Kramer Levin Naftails & Frankel LLP(ニューヨーク)勤務。
日本弁護士連合会民事介入暴力対策委員会幹事。
2010年〜2011年金融庁・証券取引等監視委員会事務局証券検査課にて
勤務。
在職中は課長補佐・専門検査官として、証券会社、登録金融機関、AM会社、
投資一任会社、第二種金融商品取引業者、投資助言・代理業者、信用
格付業者、適格機関投資家等特例業務届出者の臨店検査・巡回指導、
検査結果の審査、金融商品取引業者等検査マニュアルの改訂、証券検査
基本方針、証券基本計画の検討・策定、金融商品取引法第192条に基づく
裁判所に対する緊急差止命令の申立て、建議、国際案件、各種内部・外部
研修等を担当。
専門分野は金融商品取引法、銀行法、保険業法、犯罪収益移転防止法、
個人情報保護法等の金融規制法・不公正取引規制、コンプライアンス、
行政調査対応、検査対応、反社取引の解消、株主総会指導、金融関連訴訟
その他一般企業法務。


【主要著書】
「金融検査マニュアル便覧」
金融財政事情研究会(共著)、
「為替デリバティブ販売・勧誘ルールの解読」
金融財政事情2012年2月27日号、
「金商法192条に基づく緊急差止命令事例等の分析」
旬刊商事法務2012年9月5日号、
「FATCA対応の実務」
中央経済社(共著)、
「情報伝達・取引推奨規制に関するQ&A」
ビジネス法務2014年1月号(共著)、
「営業店の反社会的勢力との取引防止マネーローンダリング防止対策
ハンドブック」
銀行研修社2014年4月(共著)
等。

※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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