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日時: 平成27年3月3日(火)午後2時00分〜午後5時00分
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会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8) |
受講費: 34,500円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む) |
講師 佐和 周(さわあまね)氏
公認会計士・税理士
NAC・UA・Sパートナーズ株式会社 代表取締役
佐和公認会計士事務所 代表
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海外子会社の管理については、(1)現地赴任者と(2)日本側の経理部門・子会社管理部門が中心になって行うのが一般的ですが、両者にはそれぞれ、「なぜ日本のためにこんな資料を作成しなければならないのか?」、「なぜ海外ではこんな処理をしているのか?」等々の疑問が生じやすく、意思疎通がうまくいっていないことも多いようです。この場合、お互いが相手側の業務を理解することが、実効性のある海外子会社管理への早道になります。
本セミナーは、このような海外子会社の管理業務の基礎について、(1)現地における決算や税務申告など、現地赴任者が中心となって行う業務に加えて、(2)連結決算目的の決算や移転価格税制対応など、日本側の視点で必要になる業務も含めて網羅的に解説します。
1.海外子会社管理の全体像
(1)海外子会社は何をやっているか
(2)日本親会社はどんなことを考えているか
2.会計面でのポイント
(1)海外子会社の視点
a 経理業務のフローと内部統制上の留意事項
b 現地基準での決算業務と会計基準差異への対応
c 監査法人による会計監査への対応
d 不正事例と不正リスクへの対応
(2)日本親会社の視点
a 実務対応報告第18号の概要
b 財務諸表の組替と連結パッケージの作成、
決算日差異への対応
3.税務面でのポイント
(1)海外子会社の視点
a 法人所得税や間接税の申告
(法人所得税の課税所得計算や税額計算の基礎)
b 個人所得税に関する留意事項
c 海外送金に伴う源泉徴収‐租税条約適用手続きを含む
d 現地の税務調査のポイントと対策
(法人所得税、間接税、個人所得税)
(2)日本親会社の視点
a 海外子会社に関連する税制の概要
(移転価格税制やタックス・ヘイブン対策税制)
b 日本の税務調査のポイントと対策
4.財務面でのポイント
(1)海外子会社の視点
a 損益管理と資金管理の関係(CCCの短縮など)
(2)日本親会社の視点
a 日本親会社からの資金供給(出資、融資、その他)
b 日本親会社への資金還流(配当、利息、ロイヤルティなど)
【講師略歴】
1999年東京大学経済学部を卒業、
同年朝日監査法人(現 有限責任 あずさ監査法人)に入所。
日系グローバル企業や外資系企業の監査のほか、財務デュー・デリジェンス
業務や企業価値評価業務等に従事。
2008年英国ケンブリッジ大学経営大学院
(Cambridge Judge Business School)首席修了(MBA)。
2009年KPMG税理士法人に転籍。
日系グローバル企業や外資系企業の税務申告のほか、国内・海外税務
デュー・デリジェンス業務や国際税務に係るアドバイザリー業務等に従事。
2011年佐和公認会計士事務所を開設。
2014年NAC・UA・Sパートナーズ株式会社を共同設立。
財務・会計・税務の面から、日本企業の海外進出をサポートしている。
主な著書に、
『海外進出・展開・撤退の会計・税務Q&A』、
『これだけは押さえておこう 国際税務のよくあるケース50』、
『海外進出企業の税務調査対策チェックリスト』、
『海外進出企業の資金・為替管理Q&A: 調達から投資・回収・還元まで』、
『英和・和英 海外進出の会計・税務用語辞典』、
『アジア進出・展開・撤退の税務』、
『担当者の疑問に答える タックス・ヘイブン対策税制Q&A』(共著)、
『貸借対照表だけで会社の中身が8割わかる』(中央経済社)。
※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
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主催 経営調査研究会
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