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M&Aにおける無形資産評価
〜エクセルによる計算事例解説を含む〜 |
日時: 平成27年6月19日(金)午後1時00分〜午後5時00分
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会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8) |
受講費: 35,500円(お二人目から30,000円)
(消費税、参考資料を含む) |
企業結合会計によって無形資産の資産計上が要求され、のれんの評価にも影響を与えることになります。無形資産の評価によっては買収対象企業の買収後損益や採算に重要な影響を及ぼす可能性が出てきます。そのため近年ではM&Aの意思決定段階での無形資産の事前評価は重要なM&A調査手続と考えられています。 今回のセミナーでは無形資産の評価について、主要な評価方法の概要、企業評価との違い、各種無形資産の評価の特徴を説明し、重要な評価上の論点について理解しておきたい特有なポイントを解説します。 また、無形資産評価と「のれん」の関係を買収価額の配賦手続(PPA)を通して体系的に解説し、無形資産や「のれん」の会計処理も含め、計算事例で解り易く解説します。
本セミナーでは以下の内容にしたがって講義します。
・無形資産の概念と分類
・無形資産評価のための事業計画
・無形資産の評価方法 (超過収益法、ロイヤルティー免除法、利益差分法、 利益分割法、再調達原価法)
・無形資産価値の算定プロセスと計算構造 (超過収益法)
・各種無形資産の評価のポイント (マーケティング、顧客、技術、契約関連、人的資産)
・割引率とIRR、WARA、WACC
・無形資産評価に関する留意事項 (キャピタルチャージ、ロイヤルティーレート、無形資産 評価における節税メリット、無形資産の耐用年数、その他)
・買収価額の配賦手続(PPA)の仕組み、無形資産と 「のれん」の会計処理
一方エクセルを使って、あるM&A取引事例を題材として、先ず事業計画がPPA目的に使用可能かどうか検討し、次に代表的な無形資産(商標、顧客関係、特許権、仕掛中の研究開発)の標準的な評価プロセス、評価上の特徴やポイントを説明します。更に、買収対象資産に含まれる各種無形資産の評価上重要な収益予測、減退率、キャピタルチャージ、割引率等についてエクセルで具体的に評価の特徴を解説します。また、有形資産、負債の時価修正も反映させた上で算出されるのれんの算定プロセス(PPA)についてエクセルによって解説し、会計処理も示します。
セミナーで使用するパソコンは主催者が準備します。 教材のエクセルファイルはCDで提供します。 CDはお持ち帰りできます。 |
講師経歴: 昭和46年3月東北大学経済学部卒業、同年4月外務省入省、昭和47年4月総理府転属、昭和49年10月等松青木監査法人(現、有限責任監査法人トーマツ)入所、以後平成7年まで監査部門勤務、その間、米国シアトル市、英国ロンドン市のデロイト・トウシュ会計事務所に各4年間出向、多くのM&A案件にも携わる。平成8年よりコーポレートファイナンス部門(現在のデロイトトーマツ
ファイナンシャルアドバイザリー株式会社)に転属、デューデリジェンス、企業評価、M&Aアドバイザリー業務に従事、特に企業評価に関する業務を担当し、平成24年9月同法人を退職し、現在、企業評価等に関連したコンサルティング業務に従事している。
専門分野: M&A取引に関連した株式評価、事業評価、TOB、MBOに関連する評価、デリバティブ(優先株式、転換社債、ストックオプション等)、組織再編(合併、株式交換、会社分割)に伴う各種比率算定。無形資産、有形資産の公正価値評価、パーチェスプライスアロケーション(PPA)、訴訟関連の評価。その他M&A関連業務として海外、国内のM&A案件に関するコンサルティング、財務デューデリジェンス、アドバイザリー。
主な著書: 「税務コンサルタントポケットブック」中央経済社、 「海外進出実務ハンドブック」共著 清文社、 「M&A実践のノウハウ」共著 東京経済情報出版、 「M&Aの企業価値評価」共著 中央経済社、 「企業再編」共著 清文社、 「M&A無形資産評価の実務」共著 清文社、 「企業価値評価の実務(新版)」清文社。
※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
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主催 金融財務研究会
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