事業資金の集中管理と法規制

〜CMS、グローバル・キャッシュ・プーリング、活用の法務〜


日時: 平成27年9月30日(水)午前10時00分〜12時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 26,000円(お二人目から24,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 藤田剛敬(ふじたたけひろ) 氏
隼あすか法律事務所 弁護士

 海外展開又はグループ会社として関連会社が複数存在する場合には、そのグループ内でどのように資金を集中的に管理し活用するかという点が重要な問題となってきます。この問題に対応するために、キャッシュ・プーリングないしキャッシュ・マネジメント・システム(CMS)を構築していく方法があります。CMSについては、貸金業法施行令等の改正により、法的リスクを低減させて構築することが可能となりましたので、当該改正のインパクトを含めてCMSのスキームを基本から解説します。また、キャッシュ・プーリングは、企業毎のニーズに合わせたスキーム構成が可能である一方、設計が複雑にもなります。そこで、キャッシュ・プーリングの基礎的な概念から想定されるスキームまで検討します。
 本セミナーでは、集中管理のスキームの基礎から、スキーム構築のための法的・実務的ポイントを解説します。



1 事業資金の集中管理
1.CMS、キャッシュ・プーリングによる解決

2.CMSにおけるスキーム

3.2種類のキャッシュ・プーリング


2 CMS
1.CMS構築上の法的問題点

2.貸金業法施行令等の改正が与えるインパクト

3.国内外におけるCMS機能の留意点


3 キャッシュ・プーリング
1.積極的な資金管理としてのキャッシュ・プーリング

2.アクチュアル・キャッシュ・プーリング
「アクチュアル」に伴う法的問題点

3.ノーショナル・キャッシュ・プーリング
(1)「ノーショナル」に伴う法的問題点
(2) 柔軟なスキーム設計

4.その他の留意事項


〜質疑応答〜



【講師紹介】
2001年慶應義塾大学法学部法律学科卒業、
2005年弁護士登録、
2012年Boston University, School of law, Banking & Financial Law Program卒業。
外資系法律事務所、金融機関、事業会社での勤務経験を有する。プロジェクト・ファイナンス、PFI、証券化・流動化、金融関連法規制、M&A、クロスボーダー取引を中心に、国内外のクライアントを代理して、金融関連実務に関し豊富な経験を有する。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
一覧(申込フォーム)に戻る

Copyright © KINYUZAIMU KENKYUKAI Co.,Ltd. All Rights Reserved.