太陽光発電事業に関する現状の制度及び
見直しの動きとプロジェクト・ファイナンスの実務  


日時: 平成28年1月19日(火)午後1時30分〜午後4時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,700円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 小林 努(こばやしつとむ) 氏
ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)
弁護士

 2012年7月の再生可能エネルギー特別措置法の施行から間もなく3年半が経過し、再生可能エネルギー、とりわけ太陽光による発電事業は事業として定着してきています。
 もっとも、一昨年来、太陽光に偏重した状況の是正や、国民負担の軽減といった議論の中、太陽光発電事業を巡る制度設計を改めて見直す動きが顕著となっています。
 本セミナーでは、太陽光発電事業に関する現状の制度及びこれまでの変遷について説明しつつ、現在の制度見直しの議論についても触れる予定です。また、当該事業の開発資金をプロジェクト・ファイナンスの手法で調達する場合を想定した実務的な留意点についても解説致します。
 太陽光発電事業及びこれに対するプロジェクト・ファイナンスへの関与を検討している金融機関及び事業者のいずれの方々も対象とするセミナーとなっています。



1.固定価格買取制度の概要
(1) 固定価格買取制度の特徴
(2) 設備認定
(3) 出力抑制
       
2.太陽光発電事業に関する制度の変更
(1) これまでの制度の変更内容
(2) 制度見直しに関する議論
       
3.プロジェクトの開発・運転等に関する論点
(1) スキームの検討
(2) 事業用地に関連する問題
(3) プロジェクトに関連する契約
(電力受給契約、建設請負契約、運用・保守委託契約など)
(4) セカンダリー案件の留意点
       
4.プロジェクト・ファイナンスの契約上の留意点
(1) プロジェクト・ファイナンスの概要
(2) プロジェクト・ファイナンス型ローン契約の特徴
(資金管理ルールなど)
(3) 担保設定方法(セキュリティパッケージ)と
実行方法(ステップイン)
       
5.質疑応答



本セミナーに限り法律事務所ご所属の方は
お断りさせていただきますことをご了承願います。



【講師略歴】
1998年東京大学法学部卒業。
2010年ペンシルバニア大学ロースクール修了(LL.M.)。
弁護士になる前は、株式会社東京三菱銀行(現、株式会社三菱東京UFJ銀行)にて勤務。
2004年弁護士登録。
主に、プロジェクト・ファイナンス、PFI、買収ファイナンス、不動産ファイナンス、証券化・流動化等のストラクチャードファイナンス案件や、エネルギー・インフラ開発案件に従事。特に、発電事業に関しては、太陽光、風力、バイオマス等のみならず、石炭等の火力発電事業にも多数関与。
株式会社三井住友銀行の英国現地法人に出向して欧州における再生可能エネルギー関連のプロジェクト・ファイナンス案件に関与した他、株式会社新生銀行に出向して銀行法務全般に従事した経験を有する。
著作物として「World Legal & Business Guide No.3 イギリス」(共著、Business Law Journal)など。また、プロジェクト・ファイナンス関連、エネルギー関連の講演多数。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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