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海外子会社不正スキームの徹底分析
〜事例から学ぶ理想の管理手法〜
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日時: 平成28年3月23日(水)午後2時00分〜午後5時00分
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会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8) |
受講費: 34,500円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む) |
講師 霞 晴久(かすみはるひさ) 氏
霞晴久公認会計士事務所 所長
公認会計士・税理士・公認内部監査人・公認不正検査士
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最近の上場会社に関する報道では、不適切な会計処理、特に海外子会社を舞台とした不正が多く報告されています。海外子会社不正というと、その物理的距離感や情報不足も相まって、重い課題として認識されるようになっております。しかしながら、海外子会社不正について開示された第三者委員会報告書等を見ると、その手口は意外と単純なもので、いわゆる伝統的な不正会計スキームが多く、逆に何故数年間にわたり見過ごされてきたのか疑問が残る事例が多いのも事実と言えます。そこで本セミナーでは、最近6年間に開示された海外子会社不正の手口を徹底的に解明し、本来あるべき管理体制との乖離の度合いを検証しながら、早期発見の方法やあるべき管理体制について探っていきます。
1 イントロダクション
− 海外子会社不正の典型的なパターン
2 具体的な事例
(1) 架空売上・押込み販売
(2) 在庫を使った不正事例
(3) 費用・損失の繰延べ事例
(4) 評価損の未計上事例
3 取り上げた事例の概要
(1) 発覚の経緯
(2) 不正の全社業績に与えるインパクト
(3) 動機の分析(不正のトライアングル)
(4) 親会社・子会社それぞれの管理体制の問題点
4 早期発見のための手法
(1) 不正の兆候の把握
(2) 会計監査の手法の導入
5 あるべき管理体制の構築
(1) 事例から導かれる管理体制の弱点
(2) スタッフ部門の管理の要点
〜質疑応答〜
講師と同業の方はお断りする場合があります。予めご了承ください。 |
【講師紹介】
様々な産業分野の多国籍企業に対し、会計、監査及び国際税務の分野で30年以上の業務経験を有している。また、監査法人トーマツ(現、有限責任監査法人トーマツ)、新日本監査法人(現、新日本有限責任監査法人)及び優成監査法人において、フォレンジック・不正調査係争サポート部門の責任者として、財務不正等の問題を抱える日系企業への各種のサービスに従事してきた。他方、海外生活は14年に及び、1988年のデロイト
トウシュ トーマツ・パリ事務所での日系企業部門の責任者を皮切りに、1998年〜2004年までデロイト トウシュ トーマツ・ブラッセル事務所での日系企業部門の責任者を歴任している。また、昨年3月までは日系企業によって買収されたベルギーに所在する臨床診断薬事業会社のCFOとして、財務の視点から企業経営に直接従事した。
資格:
公認会計士、税理士、公認内部監査人、公認不正検査士
主な著書:
「架空循環取引」(共著、2011年清文社)
※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
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主催 経営調査研究会
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