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初歩から学ぶ企業買収ファイナンス講座
〜企業価値評価手法から、
その具体例、企業買収の注意点まで〜
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日時: 平成28年4月4日(月)午後1時00分〜午後4時00分
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会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8) |
受講費: 34,700円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む) |
講師 大田研一(おおたけんいち)氏
日本CFO協会 主任研究委員
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リーマンショック・欧州金融危機並びに東日本大震災等の危機対応のため、日本の上場企業は手元現預金を15年3月末で100兆円を保有する状況になっている。市場・株主からのプレッシャーもあり、単純に株主還元を増やすだけでなく、成長戦略としての企業買収に着目し、既に実行に移した企業だけでなく、すべての企業が現実的な選択肢として検討する時代となっている。
しかし、企業買収については、これまで財務・企画以外の管理スタッフが学習する機会が少ない状況であったが、様々な部門が関わる機会が増えていることや理解の難しさもあり、自己学習を効果的にする初歩的なガイダンスの必要性を実感してきた。
本講座では、企業買収を成長戦略として採用される企業の管理スタッフ、さらに企業をサポートする金融機関の法人担当者の方が、M&Aの背景にあるファイナンスの考え方を理解する上での「自己学習の助け」となることを考えて構成している。企業買収の専門家でないことを前提に、基本的で初歩的な考え方を学んでいただく機会として活用いただければ幸いである。
1.コーポレート・ファイナンスの基礎
(1)財務は意思決定の道具(投資、資金調達、配当)
(2)全てはお金の動き(キャッシュフロー)で考える
(3)「時は金なり」の比較は現在価値で
(4)債券・プロジェクト・企業の評価も同じキャッシュフロー
2.企業評価の実際
(1)企業評価の考え方:DCF法
(2)財務でも理解が難しい資本コスト
(3)リスクとリターン
(4)銀行が好きな財務の安全性と株主が好きな成長性
(5)企業評価の具体例
3.企業買収の注意点
(1)企業買収と事業戦略(PMIの重要性)
(2)交渉プロセスで買収価格が吊り上るリスク
(3)買収金額を決める方法
・純資産価額法
・時価総額基準法(買収プレミアムとは?)
・類似企業比較法(マルチプル法)と類似案件比較法
(4)企業買収の手順
(5)最近の動向
4.まとめと質疑応答
【講師紹介】
1971年一橋大学卒業、同年日本電気(株)入社。
1980年より通算で12年間に亘る米国勤務を経験し、その間に米国CMSの構築、金融子会社設立の企画及び実行責任者。
1999年から2000年まで当時の日本で初めての本社ビルの証券化、シンセティクリース等の米国ファイナンス手法の実行責任者。
2001年からは投資銀行マネージング・ディレクター、ベンチャー企業CFO、戦略コンサルティング会社ディレクター、財務研修講師等を経験し、
2005年に山口大学専門職大学院(MOT)教授並びに上場会社2社の社外監査役に就任。
2008年にアコーディア・ゴルフの取締役常務執行役員(CFO)に就任、
2010年に退任。
現在は、投資信託会社の社外取締役及び大学の兼任講師を務め、個人で財務コンサルティング及び研修業務に従事。
【主な著書】
「キャッシュマネジメント入門」(東洋経済新報社、2013年9月、共著)
※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
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主催 金融財務研究会
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