国内プロジェクトファイナンスの
契約実務とポイント

〜発電事業・インフラ事業等の資金調達に関連する
契約を中心に解説〜


日時: 平成28年7月19日(火)午後1時30分〜午後4時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,500円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 小林 努(こばやしつとむ) 氏 
ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業) パートナー弁護士

 日本国内において本格的なプロジェクトファイナンス案件への取組みが始まってから、15年以上の年月が経過致しました。この間、2000年代のIPP発電事業、PFI事業のブームを経て、2012年7月の再生可能エネルギー特別措置法の施行以降、太陽光発電事業を中心にプロジェクトファイナンス案件が急速に増加致しました。今後も発電事業やインフラ事業における投資需要が見込まれており、プロジェクトファイナンスによる資金調達は一層広まっていくことが予想されます。
 本セミナーでは、これまで十数年にわたり、国内外のプロジェクトファイナンス案件に関与してきた講師が、金融機関及び資金調達を検討されている事業者のいずれの方々をも対象に、プロジェクトファイナンスのコンセプトについて基本から説明しつつ、融資契約その他これに関連する契約におけるトピックを中心に分かり易く解説いたします。



1.プロジェクトファイナンスの概要
(1) プロジェクトファイナンスとは何か
(2) プロジェクトファイナンスにふさわしいプロジェクト
(3) 典型的なスキーム
(4) 関係する契約及び当事者
(5) リスク分析とその対処方法
  
2.融資契約に関する留意点
(1) プロジェクトファイナンス型融資契約の特徴
(2) ファイナンスのアレンジメント
(3) 融資契約における主要な条項及び論点
(4) キャッシュフロー管理規程
  
3.担保契約その他融資に関連する契約に関する留意点
(1) 担保権の種類と設定方法(セキュリティパッケージ)
(2) 担保権の実行方法(ステップイン)
(3) スポンサーサポート
(4) 直接契約(ダイレクトアグリーメント)
  
4.プロジェクトに関連する契約
(1) プロジェクトに関連する主な契約
(オフテイク契約、建設請負契約、運用・保守管理委託契約等)
(2) プロジェクトファイナンスの観点から規定すべき事項
  
5.質疑応答



本セミナーに限り法律事務所ご所属の方は
お断りさせていただきますことをご了承願います。



【講師略歴】
1998年東京大学法学部卒業。
2010年ペンシルバニア大学ロースクール修了(LL.M.)。
弁護士になる前は、株式会社東京三菱銀行(現、株式会社三菱東京UFJ銀行)にて勤務。
2004年弁護士登録。
主に、プロジェクト・ファイナンス、PFI、買収ファイナンス、不動産ファイナンス、証券化・流動化等のストラクチャードファイナンス案件や、エネルギー・インフラ開発案件に従事。特に、発電事業に関しては、太陽光、風力、バイオマス等のみならず、石炭等の火力発電事業にも多数関与。株式会社三井住友銀行の英国現地法人に出向して欧州における再生可能エネルギー関連のプロジェクト・ファイナンス案件に関与した他、株式会社新生銀行に出向して銀行法務全般に従事した経験を有する。

著作物として
「World Legal & Business Guide No.3 イギリス」
(共著、Business Law Journal)など。
また、プロジェクト・ファイナンス関連、エネルギー関連の講演多数。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
一覧(申込フォーム)に戻る

Copyright © KINYUZAIMU KENKYUKAI Co.,Ltd. All Rights Reserved.