英文契約書審査のポイント

〜秘密保持・共同開発・ライセンス契約を素材に〜


日時: 平成28年12月19日(月)午後1時30分〜午後4時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,800円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 仲谷栄一郎(なかたにえいいちろう)氏
アンダーソン・毛利・友常法律事務所
パートナー 弁護士

 国際的な契約においては、国内の契約に比べて、予想外の問題が発生するリスクや、紛争になった場合にこじれるリスクが高いと思われます。しかし、契約交渉の段階で、注意すべきポイントをおさえて適切な契約書を締結しておけば、そのようなリスクを低くできます。そして、そのポイントをつかむには、高度な語学力や専門的な法律知識が必要なわけではなく、ちょっとした注意深さが必要なだけです。
 そこで本セミナーでは、英文の秘密保持・共同開発・ライセンス契約という三種類の契約書例を素材として、問題が生じがちな条文を中心に、そのような注意深さを体得するためのヒントを解説します。さらに、これらの契約に限らずいかなる種類の契約にも応用できる「見方」や「考え方」までお伝えできるとよいと思います。


1 契約書を検討する場合の一般的な視点
(1) 言葉の意味
(2) 5W1H
(3) 形式上の平等≠実質上の平等

2 秘密保持契約
(1) 「秘密情報」の定義
(2) 開示してよい第三者の範囲
(3) 例外事由
(4) 期間
(5) 違約金

3 共同開発契約
(1) 費用の分担
(2) 開発成果の取り扱い
(3) 終わらせ方
(4) 委託開発契約との違い

4 ライセンス契約
(1) ノウハウをどうするか
(2) 実施許諾の内容
(3) ロイヤルティ
(4) 源泉税の負担
(5) 第三者による権利侵害

【事前にご質問を受け付けます。どのようなレベル、内容のものでもけっこうです。秘密保持・共同開発・ライセンス契約以外に関するものでもかまいません。いただいたご質問については、セミナー最後に社名を伏せ一般論としてお答えします。具体的な案件に関するご質問の場合、事実を抽象化するなどして特定できないような形でお答えします。よろしくお願いします。】


【講師略歴】
1982年 東京大学法学部卒業、1984年 弁護士登録、1991年〜1992年 ロンドンの法律事務所に勤務、現在 アンダーソン・毛利・友常法律事務所パートナー。

主要著書:
「初歩からきちんと英文契約書」(中央経済社)、「租税条約と国内税法の交錯」(第36回日本公認会計士協会学術賞受賞、商事法務)、「外国企業との取引と税務」(商事法務)、「契約の英語・全2巻」(日興企画)、
「交渉の英語・全3巻」(日興企画)。



※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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