金融関係者、トレーダーのための
Python(Jupyter Notebooks)入門(演習) 1

(午前の部)

◇セミナーは午前と午後の部に分かれています。
午前午後の両講座の同時お申し込みの場合は
45300円の特別料金となります。◇


日時: 平成28年12月27日(火)午前9時30分〜12時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 32,000円(お二人目から27,000円)
午前・午後一括お申込みの場合は、
45,300円(お二人目から40,000円)の特別料金となりますので、
お申し込みフォーム備考欄にその旨ご記入ください。

(消費税、参考資料を含む)

講師 森谷博之(もりやひろゆき)氏
Quasars22 Private Limited(Singapore) 
Director,MBA,MBA,MSc,
中央大学商学研究科兼任講師、中央大学企業研究所客員研究員

 ついに日本でもPythonが注目され始めました。データ分析のイベント、強化学習のハンズオン、深層学習勉強会など定員の倍を超える人気です。それはひとえに直感に訴えるプログラミング言語だからです。Pythonは非常に使いやすい環境をもち、特にプログラミンの経験のない人でもすんなりと入り込むことができます。現在、PythonはTIOBE(2016/11/16)のプログラム言語のランキングでJava, C, C++,C#につぐ第5位の位置にあります。これは驚くべきランキングです。同じような汎用言語と比べると圧倒的な人気です。ちなみにVBAは17位(VBA.netは6位)、MATLABは15位、Rは19位です。海外では金融関連の業務でも活発に活用され、特にデータ解析等に用いられています。また、ヘッジファンド、CTAなどのトレーディング戦略のバックテスト、マーケット分析でも活躍しています。Pythonは将来のAI、機械学習の分野では主流を占めると考えられるためその人気が衰えることは考えられません。また、Pythonは特に思考を鍛えるという観点から業種を超えて注目されています。本セミナーでは、金融関連の方でPythonにとりあえず触れてみたいと思っている方を対象に講義と演習をまぜた形式で行います。題材には金融関係の時系列データを用います。特にPython (Jupyter Notebooks)を用いたグラフ表現と統計的分析の入門レベルを学びます。また、HFT(高頻度取引)についても触れます。
 セミナーは午前と午後の部に分かれています。

 午前の部はPython(Jupyter Notebooks)の言語としての特徴を説明した後に、インストールを体験していただきます。実際のAnaconda ScientificのホームページからPython3.5(Anaconda 4.2.0 for Windows)をダウンロードしインストールします。また、必要な追加モジュールの導入方法も同時に学習します。世界にはフリーでダウンロード可能なデータベースサイトが多数あるためにそこから実際にデータをダウンロードし、グラフとして描いてみます。また、為替のティックデータをWEB上からダウンロードし、HDDに保存します。



午前の部

1.Python(Jupyter Notebooks)の言語としての特徴の説明。

2.JupyterNotebooksのAnaconda Scientific (https://www.continuum.io/download)からのPython3.5(Anaconda 4.2.0 for Windows)のダウンロードとインストール。

3.追加モジュール(monthdelta, pandas_datareadeer)の導入。

4.金融価格データ、経済データ等のダウンロード可能なデータベースサイトの紹介とデータのダウンロード。

5.為替のティックデータをWEB上からダウンロードし、HDDに保存。(プログラムコードは同日配布)

6.Markdown(Jupyter Notebooks上で動きエディター)の紹介。



提供書籍:講師著
『Python3ではじめるシステムトレーディング ‐環境構築と売買戦略』
(パンローリング梶A税込4,104円)



教科書として「Python3ではじめるシステムトレーディング」(2016/11/16現在アマゾン売れ筋ランキング1,105位)を用います。参加者にはパンローリング社からのご厚意により教科書が贈呈されます。演習で用いるプログラムコードはpanrollingのホームページからダウンロード可能です(当日はCDにて配布)。教科書ではCQGから取得可能な気配値を含むデータを用いた分析も行っているので、CQGからの購入方法を説明します。また、12章以降の高頻度データの取り扱いは少し複雑なところがあり、教科書で説明しきれていない部分、書き損じた部分についても説明します。また、Pythonの将来性についても言及したいと思います。

ノートブックパソコンは持ち込みが原則です。
教科書はWindows10を用いています。メモリー8M以上、CPUはi7がお勧めです。ノートブックパソコンは実費にてこちらで用意することも可能です。(本演習では機械学習等は行わないのでお気を付けください。)また、午前の部のOSはWindows 10が好ましいですが、Mac, Linuxなども可能です。申し込みの際にはお使いになるOSをお知らせいただけると、事前に対処しておきます。



【講師紹介】
Quasars22 Private Limited(Singapore),Director,MBA,MBA,MSc,中央大学商学研究科兼任講師、中央大学企業研究所客員研究員。
主な論文に「金融市場の安定、多重性の増加、取引戦略の役割」企業研究第30号(2016年3月)、「シンガポールの金融ビジネスの可能性とそれを支えるシステム」企業研究第29号(2015年8月)がある。主な訳書に「シュワッガーのテクニカル分析」(1999、パンローリング)、「物理学者ウォール街を往く」(2005、東洋経済新報社)。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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