国内プロジェクトファイナンスの
法務と実務(基礎編)


日時: 平成29年4月13日(木)午後2時00分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,800円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 島田稔夫(しまだとしお) 氏 
ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)
パートナー弁護士

 プロジェクトファイナンスとは、特定の事業を対象として、原則として当該事業から生じるキャッシュフローのみを返済の原資とし、当該事業に関する資産に担保権を設定して行うファイナンスの手法です。国内では、近年、太陽光発電事業等の再生可能エネルギー発電事業を対象とするプロジェクトファイナンスが多数組成されてきましたが、最近では、空港のコンセッション事業や大型の石炭ガス化複合発電事業等でもプロジェクトファイナンスが活用されています。
 本セミナーでは、PFI事業・コンセッション事業や再生可能エネルギー発電事業等の国内の事業を対象とするプロジェクトファイナンスを中心に、基本的な用語や概念、対象となる事業や典型的なスキーム等の具体例を説明した上で、プロジェクトファイナンスに取り組む上で理解しておくべき重要な仕組み、契約等を基礎から分かり易く解説します。これからプロジェクトファイナンスに取り組まれようとする方に加え、既にプロジェクトファイナンスに経験を有する方の知識の再確認・整理にも役立つ情報を提供させて頂きます。
 


1. プロジェクトファイナンスの基礎
(1) プロジェクトファイナンスとは
(2) 他のファイナンス手法との比較
(3) 基本的な用語・概念
(4) 関連する当事者
   
2. 国内プロジェクトファイナンスの具体例
(1) プロジェクトファイナンスの対象となる事業
(2) PFI事業・コンセッション事業のスキーム
(3) 再生可能エネルギー発電事業のスキーム

3. プロジェクトファイナンスに関する重要な仕組み
(1) 倒産隔離
(2) リスクのコントロール・分担
(3) キャッシュフローの管理
(プロジェクト関連口座・ウォーターフォール)
(4) セキュリティパッケージ
(担保権の設定等による債権保全)
(5) ステップイン
(担保権の実行による事業への介入)
(6) ノンリコース・リミテッドリコース
(スポンサーの責任の限定)
      
4. プロジェクトファイナンスに関する重要な契約
(1) プロジェクト関連契約 
(2) 融資関連契約 
(3) 担保関連契約
       
5. 質疑応答



【講師略歴】
1998年早稲田大学法学部卒業、2003年弁護士登録、2008年ペンシルバニア大学ロースクール修了(LL.M.)、2009年ニューヨーク州弁護士登録。
弁護士になる前は大手総合電機メーカーに勤務。2008年から2010年にかけて大手銀行英国現地法人、ベーカー&マッケンジーロンドンオフィス、大手信託銀行に出向。
プロジェクトファイナンスを始めとして、信託を利用した各種金融取引・金融商品、流動化・証券化等のストラクチャードファイナンス、買収ファイナンス等の各種ファイナンス案件を中心に取り扱う。
 

※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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