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役員賠償責任保険(D&O)を見直すノウハウ
〜不祥事や株主代表訴訟に備えて〜
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日時: 平成29年4月17日(月)午前9時30分〜12時00分
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会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8) |
受講費: 33,200円(お二人目から28,000円)
(消費税、参考資料を含む) |
講師 中西和幸(なかにしかずゆき) 氏
田辺総合法律事務所 パートナー弁護士
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近時は、役員賠償責任保険(D&O)に加入している会社や役員は少なくないでしょう。しかし、不祥事はあまり起こりませんから、以前契約した内容について、見直さないままの状態が続いていないでしょうか。ただ、独禁法違反や海外の腐敗防止法違反など、罰金や課徴金が高額になっていますので、そのままで大丈夫でしょうか。
それに加え、社外取締役を迎える会社が殆どとなりましたが、社外取締役を迎えるにあたっては、優秀な方をお迎えするためには、責任限定契約とともにD&Oが必須です。
それでは、D&Oの内容について十分検討されたでしょうか。まず、保険金額は本当に適切でしょうか。また、保険金支払いの対象となる事由だけでなく対象となる役員の範囲はいかがでしょうか。保険会社の変更や、保険金の支払いなどの具体的な手続については十分把握しているでしょうか。
以上の通り、業務執行取締役にとっても社外役員にとっても、D&Oはとても重要です。そこで、D&Oに関する解説をするとともに、関連する役員責任などにも触れ、ノウハウを提供します。
1 最近注目を集めた株主代表訴訟・罰金・課徴金
(1) 主要な株主代表訴訟における損害賠償請求額
(2) カルテル・談合事案における和解状況
(3) 米国司法省により1億ドル以上の罰金を科された日本企業
(4) 欧州委員会による日本企業に対する巨額の制裁金事例
(5) FCPAによる過去罰金額上位10ケース
2 役員賠償責任保険の仕組み・内容
(1) 役員賠償責任保険の目的・機能
(2) 役員賠償責任保険の仕組み・当事者
(3) 役員賠償責任保険の支払対象
3 役員賠償責任保険の注意点
(1) どんな場合に支払われるか?
(2) どんな特約をつけるか
(3) 契約時の注意点
4 保険金額の決め方
(1) 保険金額を決める要素
(2) 保険金額が問題となる場合
5 株主代表訴訟に際して
(1) 保険金額を決める要素
(2) 保険金額が問題となる場合
(3) 株主代表訴訟提起に際して
6 導入・変更にあたっての実務
(1) 保険約款の入手
(2) 保険会社の特徴の把握
(3) 社内手続
7 不祥事事件とD&O
(1) 業務執行取締役に対する責任追及訴訟
(2) 社外役員に対する責任追及訴訟
(3) 第三者からの責任追及訴訟
〜質疑応答〜
【講師紹介】
東京大学法学部卒。1995年第一東京弁護士会登録。第一東京弁護士会総法研会社法研究部会長(2007〜2011)、潟激iウン社外取締役(2010)、オーデリック且ミ外監査役(2012〜2016)。会社法、危機管理、株主総会指導、M&A、金商法、金融法務、各種訴訟を主な業務とする。
編著書「企業不祥事と対応【事例検証】」(清文社・編共著2009)、「最新 役員報酬をめぐる法務・会計・税務」(編集代表、清文社、2012)、「社外取締役ガイドラインの解説」(商事法務・共著2013)、「「社外取締役を置くことが相当でない理由」に関する規律の要綱からの変更と実務に与える影響」(旬刊商事法務
No.2025・共著)他多数。
※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
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主催 経営調査研究会
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