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ベトナムM&Aの実務
〜コンプライアンスリスクへの理解と対応をふまえて〜
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日時: 平成30年1月25日(木)午後1時00分〜午後4時00分
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会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8) |
受講費: 34,500円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む) |
講師 松丸知津(まつまるちづ) 氏
べーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)
弁護士
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日本企業によるベトナムでのM&Aは引き続き活況です。しかし、その曖昧な法令、広範な当局の裁量、独自の商習慣などが案件実行の局面においてハードルとなることも事実です。特に、贈収賄リスクのほか、従業員による不正行為、現地企業との法令に対する認識の違いなどM&Aにおいてもコンプライアンスに関する問題が頻繁に浮上します。また、2018年1月から、民間での贈収賄へも刑罰対象が拡大され、実務での対応が求められます。そのため、M&Aの実行中そして実行後のステージにおいても、コンプライアンス対応の視点は重要です。
本セミナーでは、M&Aの流れに沿って、ベトナムの法制度や実務およびコンプライアンスリスク対応につき、事例紹介を含めて解説します。また、クロージング後の事業展開段階における、ベトナムの法制度・商慣習をふまえたコンプライアンス体制構築をご紹介いたします。
1. ストラクチャーの検討
1.1 ベトナム法令・外資規制(出資規制、土地取得規制)をふまえたストラクチャー
1.2 ベトナム企業結合規制概要と届出の現状
2. デューディリジェンス
2.1 法務デューディリジェンスで調査すべきポイント
2.2 贈収賄、コンプライアンスリスクの確認ポイント
2.3 発見される問題の事例(ライセンス、労務、コンプライアンス違反)
3. 買収契約交渉
3.1 デューディリジェンスで発見された問題への対応事例
3.2 出資分譲渡契約・出資者間契約における留意点
4. クロージング
4.1 「買収承認」取得に要する期間と実務での留意点
4.2 外為規制をふまえた譲渡代金送金フロー
4.3 間接譲渡における資本譲渡益課税
5. クロージング後
5.1 コンプライアンス体制構築の事例
5.2 現地スタッフ向けコンプライアンストレーニングの紹介
【講師紹介】
ベーカー&マッケンジー法律事務所のコーポレートM&Aグループに所属。ASEAN地域を中心に日本企業によるクロスボーダーM&A、合弁案件に関与。2013年5月から2016年7月まで、ベトナム最大規模の国際法律事務所であるベーカー&マッケンジーベトナムオフィス(ハノイおよびホーチミン)で勤務。ベトナム国有企業が絡む買収案件、製造、製薬、IT、電気、不動産、人材など各種業種のM&Aに多数関与し、デューディリジェンスから契約交渉、クロージング後までサポート。ベトナム現地子会社の法務、労務全般につきアドバイスを行う。
京都大学卒業、コロンビア大学ロースクールLL.M.卒業。
※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
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主催 金融財務研究会
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