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4時間で学ぶ英文契約実務
〜国際契約交渉の第一線で役立つ実務知識の重要ポイント〜
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日時: 平成30年3月20日(火)午後1時00分〜午後5時00分
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会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8) |
受講費: 37,000円(お二人目から32,000円) 書籍ご持参の方は、2,000円引きとなりますので
(店頭販売価格とは異なります)
お申し込みフォーム備考欄にご記入ください。
(消費税、参考資料を含む) |
講師 野口幸雄(のぐちゆきお)氏
赤坂ビジネスコンサルティング 代表
英文契約書翻訳者、企業国際取引コンサルタント
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国際化の更なる進展に伴い、英文契約書に関わる知識が必須となってきています。
本セミナーでは、一部上場国際企業で長年法務部長の職にあり、日本貿易振興機構、商工会議所等で英文契約実務講義のレギュラー出演の実績を有する講師が、英文契約書の基礎知識と全体構造、国際契約交渉で役立つ重要ポイントを、受講生の方々が短時間で身に付けられることを目指し、詳細で分かり易い講義用テキストを用いて解説致します。
第1部 基礎知識の総ざらい
1.英文契約書の構造
<英文契約は4つの部分に分けてみると分かりやすい>
(1)Part1:冒頭部分
(契約の効力発生日、前文、約因文言)
(2)Part2:実質条項部分
(契約当事者の具体的権利・義務に関する条文)
(3)Part3:一般条項部分
(契約の運営・解釈・紛争処理に関する条文)
(4)Part4:末尾文言部分(多くの実務問題を含む)
2.法律英語の特徴
<助動詞、専門用語、長い複雑な条文構造>
(1)法律英語の文法―特に助動詞shallの使い方
(2)専門用語
(専門用語、法律用語と一般用語の大きな違い、ラテン語)
(3)長い複雑な構文
(修飾語、句、節の掛かり方のルール)
3.英文契約の第一関門と云われる一般条項
(General Provisions)
(1)一般条項にはどのような役割があるのか
(2)汎用性の非常に高い一般条項(12種類)を覚えてしまおう
第2部 国際契約交渉の進め方
1.レター交換による交渉の留意点
2.初期の実質的交渉
(1)秘密保持契約の締結・調印
(2)合意形成と議事録minuteの作成
3.「レター・オブ・インテント」の締結
(1)その機能と法的効力
4.最終的な契約交渉
(1)最終契約案の作成権はどちら側にあるか
(2)交渉決裂の場合も考えながら交渉する
(3)契約に落ちがないかの検証と準拠法・使用言語・紛争解決手段等の規定の挿入
(4)締結
(契約効力の発生・調印権限について)
5.契約締結後の手続 (1)隔地者間の契約書の調印と効力発生時点の問題
(2)契約修正Amendmentの手続き
第3部 英文契約のものの考え方
1.英文契約上のものの考え方(総論)
(1)人間性悪説と人間性善説
(2)法律の違いから来る英文契約と日本語契約の違い
(3)英文契約における契約成立の要件・「約因」
(4)AgreementとContractの違い
(「約因」の効果)
2.英文契約の基本的な理論(各論)
知っておくと役立つ英米契約の重要な法原則 (1)Parol Evidence Rule(口頭証拠排除の原則)
(2)Doctrine of Estoppel(禁反言の法理)
(3)Statute of Fraud (詐欺防止法)
(4)Doctrine of Impossibility (不可抗力の法理)
提供書籍:
「ひと目でわかる英文契約書」
かんき出版 2011年09月 ¥2,592(税込) |
【講師略歴】
東京大学法学部卒業と同時に、味の素(株)入社。米国、ドイツ、フランスの同社海外事業部駐在員延べ9年間勤務の後、本社法務部門の担当者・責任者(役員待遇)として約20年間、合弁事業、M&A、輸出入等の各方面の国際契約、及び訴訟業務に携わる。退職後、数年間バベル・ユニバーシティ講師として、英文契約書の読み方・書き方の講義を担当、また、日本貿易振興機構(ジェトロ)、商工会議所等で、英文契約のセミナー講師を勤める。主な著書に、「ひと目でわかる英文契約書」(2011年かんき出版刊)等がある。
※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
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主催 経営調査研究会
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