企業不動産(ＣＲＥ)の最適化施策～分析・評価・処方策と財務・会計の改善策を融合～ - 不動産･証券化

企業不動産(ＣＲＥ)の最適化施策

～分析・評価・処方策と財務・会計の改善策を融合～

日時：　平成２７年２月１８日（水）午後１時３０分～午後５時００分

会場：　金融財務研究会本社グリンヒルビルセミナールーム
（東京都中央区日本橋茅場町1-10-8）

受講費：　３４，９００円（お二人目から２９，０００円）
（消費税、参考資料を含む）

講師　北澤秀樹(きたざわひでき) 氏
綜通株式会社　監査役
元三菱信託銀行株式会社　不動産部次長
不動産鑑定士・ビル経営管理士

　企業活動の基盤である企業不動産(CRE)を取り巻く環境は、様々な社会的、経済的及び行政的要因等により常に変化の過程にあります。財務上重要な比重を占めるCREに対するマネジメントは、経営戦略的視点から、広角度の検討を必要とします。
　折しも、コーポレートガバナンスの強化や親子会社に関する規律等の整備が盛り込まれた改正会社法が本年5月から施行される予定であり、企業価値の向上を目指したCREマネジメントの重要性はますます高まってきます。
　本セミナーでは、長年携わってきた不動産業務の経験からみたCREの分析・評価・処方策と、財務・会計の課題の改善策とを融合させたCREの最適化施策の立案について、その施策立案の経験をもとに判り易く解説します。

1．CRE戦略の概要
(1) CRE戦略とはどのような戦略か
(2) CRE戦略を必要としている企業環境の変化
(3) CRE戦略を成功させるためのポイント

2．CREマネジメントサイクルの概要と留意点

3．不動産に係る主な会計基準・財務指標とCREの
課題認識
(1) 固定資産の減損会計基準から把握するCREの内在リスク
(2) 賃貸等不動産の時価開示による簿価・時価への対応
(3) 資産除去債務会計の対象となるCREの課題
(4) 債務償還年数の改善に向けたCREの施策

4．CRE情報の棚卸の具体的ポイント
(1) 個別CREに関する情報の収集（社内情報、外部情報）
(2) 収集した情報の総合的調査と追加調査の必要性の判断

5．CREの分析・評価
(1) ポジショニング分析
(2) リスクの分類と評価・対応
(3) ライフサイクルコストの調査・分析　
(4) 個別CREの分析・評価と総合CREの分析・評価

6．CRE最適化施策の立案
(1) CRE最適化シミュレーションの方法
(2) CREのオフバランス化による最適化施策の留意点
(3) 財務・会計の課題を反映したCREの最適化施策の検討

【講師紹介】
1972年三菱信託銀行株式会社（現、三菱UFJ信託銀行株式会社）入社。1974年以降、同信託銀行本支店にて不動産業務に従事し、不動産売買の仲介、土地有効活用の提案、分譲マンション開発提案・販売提携、信託スキームを活用した不動産の流動化等の業務を歴任。2001年から綜通株式会社にて不動産の売買・賃貸借の仲介、自社不動産の入替え、CRE戦略の最適化施策の立案・実行等の業務を担当。2013年11月から同社監査役に就任。　

※録音･ビデオ撮影はご遠慮下さい。

主催　金融財務研究会

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