ビジネス・カントリー・リスクの最前線と
グローバル危機管理のノウハウ

〜ニュー・ノーマル、激動期に突入した世界情勢、読み方と対応策〜


日時: 平成27年3月9日(月)午後2時00分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 35,000円(お二人目から30,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 小松啓一郎(こまつけいいちろう) 氏
コマツ・リサーチ・アンド・アドバイザリー代表
マダガスカル共和国大統領特別顧問

 世界は「ニュー・ノーマル」とも呼ばれる激動期に突入した。国際ビジネスを展開する企業にとって、経済情勢のみならず政治・安全保障にも目を配り、効果的なリスク対策とビジネス機会開拓を行うことが以前にも増して重要となっている。
 シリアにおける2人の邦人人質殺害事件はその現実をまざまざと日本社会に突きつけた。欧米を中心とする「対テロ戦争」の中、国内外で日本人と日系施設も「日本人」であるが故に狙われ始めた。この新状況を踏まえ、今後見ていくべき課題は何か。

 


1. ニュー・ノーマルの時代
- 共通テーマは「既存秩序への挑戦」

1) 「イスラム国」の急伸張・カリフ国宣言
− イラク、シリアも含む国際社会全体の不安定化
− 高まる欧米本国での無差別攻撃警戒

2) ロシアのクリミア併合→ウクライナ危機の拡大
− 欧米中心の国際社会秩序への異議申し立て
− 冷戦時代の東西陣営対立構造に類似

3) スコットランド
− 国民投票後も進む連合王国解体へ向けた序章
− 他地域への波及効果


2. 2015年も波乱の幕開け
1) フランス風刺週刊紙シャルリー・エブド襲撃事件と
反イスラム報復攻撃多発
− 9.11(米国中枢同時多発テロ)に匹敵する衝撃と興奮状態
− 「欧米キリスト教世界」対「イスラム世界」の宗教戦争へ
発展か

2) シリアにおける日本人人質殺害事件
− 欧米による「対テロ軍事行動」に日本が加担との誤解の
深刻さ
− 今後、日本が攻撃の標的にされる懸念


3. 新時代の危機管理戦略
1) 政府のすべきこと

2) 各企業・個人がすべきこと


〜質疑応答〜




【講師紹介】
商工中金(商工組合中央金庫)に10年間勤務。中小企業向け金融業務等(東京)及び為替トレーダー等(米国ニューヨーク市ウォール街)に従事。1990年英国オックスフォード大学・政治経済学部に学士入学。翌1991年同大学東洋学研究所にて「日本経済」担当非常勤講師。1994年同大学大学院にてD. Phil.(博士号)取得(政治学・国際関係論)。その後、世界銀行・海外民間投資促進コンサルタントとして、マダガスカルでの中小企業向け専門金融機関FASP(原資:世銀)設立等に参画。英国通商産業省・上級貿易アドバイザー、英国海外貿易総省・上級貿易アドバイザーを経て、現在、在英コマツ・リサーチ・アンド・アドバイザリー代表。マダガスカル共和国大統領特別顧問を兼務。同国内でクーデター発生後は主要業務が経済開発から正当政権復帰のための外交活動にシフト。その他、英国王立国際問題研究所会員、英国国際戦略研究所会員、成城大学経済研究所研究員、オックスフォード大学国際問題研究センター会員、ケンブリッジ大学日英協会会員等。
著書に
「暗号名はマジック」
(ャxストセラーズ、2003年1月初版発行)、
「複眼思考:忍び寄る国際経済危機〜英国からの検証〜」
(ジェトロ出版部、2006年7月初版発行)
がある。

※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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