好評につき再演

LNG(液化天然ガス)事業向けプロジェクトファイナンスの実務


日時: 平成27年3月13日(金)午後1時30分〜午後4時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 36,100円(お二人目から31,000円)
書籍ご持参の方は、1,500円引きとなりますので
お申し込みフォーム備考欄にご記入ください。
(消費税、参考資料を含む)

講師 井上義明(いのうえよしあき)氏
オーストラリア・ニュージーランド銀行
スペシャライズドファイナンス ジャパン本部長

 米国で起こった「シェール革命」は世界の石油・ガス業界を大きく変えつつあり、2014年後半以降石油価格が下落した。国際エネルギー機関(IEA)は「天然ガスの黄金時代」が到来すると予見している。1969年に初めてLNG(液化天然ガス)をアラスカから輸入した日本は、以後40年以上に亘り世界最大のLNG輸入国であり、東日本大震災後は原子力発電所が停止し代替燃料としてのLNGの輸入量は急増している。
 いま日本企業による海外でのLNG事業への参画の動きが著しく、単なる輸入者の立場から、天然ガスの開発生産および液化事業への出資の動きが活発になっている。LNG事業の投資規模は何千億円あるいは何兆円と非常に大規模になっており、その資金調達の手段としてプロジェクトファイナンスが注目されている。
 本セミナーは、LNG事業の概論、プロジェクトファイナンスの概論、LNG事業向けプロジェクトファイナンスの事例検証、LNG事業向けプロジェクトファイナンスのリスク分析・ストラクチャリングから成り、LNG事業向けプロジェクトファイナンスの知見を広く深く網羅する。各国において資源開発事業やLNG事業等広範囲のファイナンス案件を手掛けてきた講師が豊富な経験を踏まえ、実務の実情に即して具体的に解説する。




1.LNG(液化天然ガス)事業の概論
(1)資源動向
(2)天然ガス/LNG動向
(3)LNGと日本
(4)天然ガス/LNG価格
(5)LNGプラントの建設コスト
(6)東南アジアのLNG輸入
(7)LNGサプライチェーンとプロジェクトファイナンス

2.プロジェクトファイナンスの概論
(1)PF市場、定義
(2)特徴、利用理由
(3)ライフサークル、類型、沿革
(4)関係者
(5)日系企業動向、邦銀動向、今後の展望

3.LNG事業向けプロジェクトファイナンスの事例とその特性
(1)事例1
(2)事例2
(3)事例3
(4)ファイナンス特性

4.LNG事業向けプロジェクトファイナンスのリスク分析と
ストラクチャリング

(1)スポンサーリスク
(2)完工リスク
(3)埋蔵量リスク
(4)原料・燃料調達リスク
(5)操業リスク
(6)技術リスク
(7)販売リスク
(8)金利・為替リスク
(9)キャッシュフローリスク
(10)環境リスク
(11)災害リスク
(12)カントリー(政治)リスク

5.質疑応答



提供図書 井上義明氏著「LNGプロジェクトファイナンス」
金融財政事情研究会2015年1月 1,944円(税込み)




【講師紹介】
1984年富士銀行(現みずほフィナンシャルグループ)入行、
1990年プロジェクトファイナンス部。
1993年ニューヨーク支店融資課課長、
1996年ヒューストン支店プロジェクト&エネルギー課課長、
2000年プロジェクトファイナンス部部長代理、同参事役を経て、
2005年国際協力銀行プロジェクトファイナンス部参事(出向)。
2006年より現職。
現職ではプロジェクトファイナンス、ECAファイナンス、ストラクチャード
ファイナンスなどを所管する。英検1級(優良賞)。早稲田大学大学院
商学研究科修士課程修了。
著書として『実践プロジェクトファイナンス』(日経BP社、2011年6月)。

【オーストラリア・ニュージーランド銀行】

1835年に設立された豪州四大銀行の一行。本店はメルボルン。従業員数約48,000人。世界33カ国に拠点を擁し、支店・駐在事務所の総数は約1,400。
プロジェクトファイナンスには長年積極的に取り組む。日本には1969年に
進出し、日本国内に現在東京(丸の内)、大阪、名古屋の3拠点を有する。
長期債格付はAa2(ムーディーズ)/AA-(スタンダード&プアーズ)。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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