深刻化するインドネシア紛争への法務対応

〜急増する紛争への対応と予防のための契約管理〜

日時: 平成27年3月19日(木)午後1時30分〜午後4時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,900円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 宇野伸太郎(うのしんたろう)氏
西村あさひ法律事務所 シンガポールオフィス
弁護士・ニューヨーク州弁護士
インドネシア仲裁委員会(BANI)仲裁人
英国・シンガポール仲裁人協会フェロー

 近時、日本企業が巻き込まれるインドネシアの民事紛争が急増しています。外国企業をターゲットとする民事紛争の動向、同国の法制度と運用の現実を見れば、インドネシアは紛争リスクが極めて高い国であると認識せざるを得ません。
 本セミナーでは、インドネシアに進出している日本企業を想定して、どのような紛争に巻き込まれるおそれがあるのか同国の民事紛争の現実と実態を解説し、対応策と予防策を説明します。そして、同国での豊富な紛争対応経験をもとに考案した、紛争リスクを軽減する契約文言および契約管理の注意点を説明します。 



1.インドネシア民事紛争の現実と実態
(1)急増する民事紛争の実態とリスクの高い要因
(2)外国企業がターゲットとされる典型的な攻撃手段
(3)裁判所、訴訟弁護士の実態と訴訟手続の特徴

2.インドネシア民事紛争の対応策・予防策
(1)仲裁条項はどの程度機能するのか
(2)紛争対応の典型的な落とし穴
(3)紛争に巻き込まれた場合の対応策、訴訟対応
(4)紛争類型別の予防策

3.紛争から見る契約管理
(1)紛争リスクを軽減する契約条項
(2)紛争対応の観点からの契約管理

4.質疑応答

本セミナーにつきましては、法律事務所ご所属の方は、
お申込みご遠慮願います。




【講師紹介】
2002年東京大学法学部卒業、
2003年弁護士登録・西村総合法律事務所(現西村あさひ法律事務所)入所、
2010年カリフォルニア大学バークレー校ロースクール修了(LL.M.)、
2011年ニューヨーク州弁護士登録、
2010年-2011年Shearman& Sterling法律事務所(サンフランシスコ)、
2011年-2013年清水建設国際支店出向(シンガポール駐在)、
2013年クアラルンプール仲裁センター認定裁定人、
2014年英国仲裁人協会フェロー就任、
同年シンガポール仲裁人協会フェロー就任。
2015年インドネシア仲裁委員会(BANI)仲裁人就任。

【主な論文】
「国際建設仲裁概観」
(共著、三木浩一他編『国際仲裁と企業戦略』(有斐閣、2014年12月))、
「米国クラスアクションにおける承認手続
- 近時の連邦最高裁判決と日本への影響 -」
(共著、旬刊商事法務2013年11月5日号)、
「米国クラスアクション最新実務[1][2][3]」
(共著、国際商事法務2011年4月号、6月号、8月号)
他。

【主な講演】
「インドネシア民事紛争の現実と対応策〜何が起こるのか〜」
(ジャカルタ・ジャパンクラブ、2014年12月)、
「米国クラスアクション最新動向」
(金融財務研究会、2011年8月)
他。  

※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
一覧(申込フォーム)に戻る

Copyright © KINYUZAIMU KENKYUKAI Co.,Ltd. All Rights Reserved.