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海外子会社の内部監査
不正リスクへの対応ポイント
〜海外子会社における不正事例と往査にあたっての留意事項を中心に〜
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日時: 平成27年5月20日(水)午前9時30分〜12時30分
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会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8) |
受講費: 34,700円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む) |
講師 佐和 周(さわあまね)氏
佐和公認会計士事務所 代表
NAC・UA・Sパートナーズ株式会社 代表取締役
公認会計士 税理士
関西学院大学 専門職大学院 経営戦略研究科 非常勤講師
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海外子会社には、一般に国内子会社以上に多くの不正リスク要因が存在します。往査日数の制約が大きい海外子会社の内部監査では、起こりやすい不正のパターンを理解しておくことが、有効な内部監査の第一歩といえます。
本セミナーでは、実際の不正事例をもとに、まず海外子会社で起こりやすい不正のパターンを類型化し、不正を検出するための体系的なアプローチを検討するほか、海外子会社往査に係る実務上の留意事項も併せて解説致します。
1. 海外子会社における不正の概要
(1)海外子会社で多い不正のパターン
(2)海外子会社で不正が発生しやすい要因
(3)不正リスクが高い海外子会社の特徴
(4)不正防止のための内部統制の評価
2. 不正パターンの体系化
(1)海外子会社の主な業務プロセスに係るチェックポイント
−販売プロセス、購買プロセス、在庫管理プロセスなど
(2)不正な財務報告と資産の流用の区分
(3)不正な財務報告のパターンと帳簿への表れ方
−売上の架空計上や損失の隠蔽など
(4)資産の流用のパターンと帳簿への表れ方
−資金の横領や棚卸資産の横領など
(5)特に発見しづらい不正とは
−簿外で完結する不正など
(6)特に重要な不正とは−贈賄リスク
3. 体系的な不正の検出方法
(1)大きく見る方法
−期間比較と財務分析
(2)詳細にチェックする方法
(3)意外に使える資料
−予算管理資料や税務当局からのレターなど
4. 海外子会社への往査
(1)往査対象の選定
(2)海外子会社往査の事前準備
(3)往査とフォローアップ−これだけはやっておくべきポイント
(4)海外子会社の外部監査人との意見交換のコツ
5. 勘定科目ごとのチェックポイント
【講師略歴】
1999年東京大学経済学部を卒業、
同年朝日監査法人(現 有限責任 あずさ監査法人)に入所。
日系グローバル企業や外資系企業の監査のほか、財務デュー・デリジェンス
業務などに従事。2008年英国ケンブリッジ大学経営大学院
(Cambridge Judge Business School)首席修了(MBA)。
2009年 KPMG税理士法人に転籍。
日系グローバル企業や外資系企業の税務申告のほか、国内・海外税務
デュー・デリジェンス業務等に従事。
2011年佐和公認会計士事務所を開設。
海外事業に特化し、内部監査に関するコンサルティングを行っている。
「主な著書」
『海外進出・展開・撤退の会計・税務Q&A』、
『海外進出企業の税務調査対策チェックリスト』、
『英和・和英 海外進出の会計・税務用語辞典』、
『アジア進出・展開・撤退の税務』、
『海外進出企業の資金・為替管理Q&A: 調達から投資・回収・還元まで』
(中央経済社)
他多数。
その他、月刊『国際税務』での連載や旬刊『経理情報』への寄稿など。
※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
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主催 経営調査研究会
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