新任担当者のための
海外不動産ビジネス動向・早わかり

〜その基礎から、この一年間の動向報告まで〜

日時: 平成27年5月21日(木)午前9時30分〜12時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,500円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 坪田 清(つぼたきよし)氏
ジャパン・トランスナショナル 代表
グローバル不動産経済レクチャラー
元三井不動産(株) 企画調査部 参与

 「海外不動産ビジネス」は世界規模で非常に複雑に錯綜しています。体系立てて説明することは不可能で、時間をかけて個別事項の積み重ねを通じ、体得するしかありません。
 本セミナーでは前半では基礎編を概説し、後半では動向編としてこの一年で発生した主要なイベントを20項目弱、取り上げて説明します。受講者としては新しく海外不動産ビジネスを担当する事になった方を考えていますが、頭の整理のために受講される方も歓迎します。



(前半) 世界の不動産ビジネス・基礎編
・ アメリカの商業不動産市場/住宅用不動産市場

・ 「既存住宅販売」と「ケースシラー住宅価格指数」

・ アジアとヨーロッパの不動産市場の概観

・ 「プライベート・エクィティ」というビジネスモデル

・ 存在感を増す「ソブリン・ウエルス・ファンド(SWF、政府系ファンド)」とは

・ エクィティの証券化(リート)とは異なるデットによる「不動産の証券化」


(後半) この一年の主な具体的なイベント・動向編
・ アメリカの商業不動産市場:価格がリーマンショック前の最高値を越し、過熱感

・ 斜陽のアトランティックシティ:相次ぐ大型カジノの閉鎖と転用が効かない建物

・ NYの超高額マンション:日常茶飯に取り引きされる30〜70億円のマンション

・ 中国の不動産セクターの位置づけ:経済を崩壊から防ぐ為のリンチピン(留め金)に

・ 中国の住宅市場:固唾を飲んで見守られる中、良い話と悪い話が

・ 海外投資を盛んに行っている中国企業は?:大連万達、復星国際、緑地企業ほか

・ イギリスの住宅市場:昨年末にロンドンのハイエンド市場が崩れ、全国に波及し軟化中

・ ロンドン:ニューヨークと同様、海外からの多様な投資資金を集める

・ その他のヨーロッパ:投資を集める仏独中核国と、明暗が分かれているPIIGS諸国

・ 世界の不動産関連のM&A:サイモンプロパティ、カナリーウォーフ、地中海クラブ

・ SWF:ころもを脱いで(ファンド等を隠れ蓑にしない)不動産投資を始める方向へ

・ 話題満載なホテルセクター:ウォルドルフアストリアやバカラホテルの高額売買 ほか


〜質疑応答〜



【講師紹介】
1976年東京大学工学部都市工学科卒業、同年三井不動産(株)入社。
1993年に同社S&E研究所に勤務して以来、一貫して世界の不動産ビジネスの動向調査や海外からの視点による日本の不動産・政治経済に対する論調調査・分析に従事。
1999年に企画調査部に勤務以降は直近の出来事・分析等を集約し、社内の関係各所あて多数に向けて情報発信を続けた。また、三井業際研究所において各種委員を歴任。
2014年6月、三井不動産(株)退職を機にジャパン・トランスナショナルを起業、会員制の「グローバル不動産経済研究会」を主宰し、情報提供サービスや執筆他、各種の不動産サービスを提供している。

※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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