内部統制と統合した
経営に貢献する内部監査

〜改正会社法の施行に対応〜


日時: 平成27年5月22日(金)午後1時00分〜午後4時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 36,700円(お二人目から31,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 川村眞一(かわむらしんいち) 氏
元三菱商事(株) 監査部部長

 経営に貢献する内部監査とは、経営者の期待に応え、事業体の健全かつ継続的発展に貢献する監査ですから、従来の一般的内部監査と異なる観点で取り組まなければなりません。
 今回のセミナーでは、5月1日に施行予定の改正会社法に規定された内部統制の体制の解説とともに、経営者の期待に応えてその実効を上げる、内部統制と統合した現代の実践的内部監査の効率的かつ効果的な実施要領について、具体的にかつ詳細に解説します。



1 整備すべき内部統制とは何か
○内部統制と内部管理
○米国における内部統制の目的と概念の変遷等
○COSOの内部統制概念とその核心:
プロセスの意味とその重要性
○日本における内部統制体制の整備義務:
改正前会社法と改正会社法の規定事項
○日本における内部統制報告制度
○継続企業の意味と重要性
○今日の内部統制の概念:
その具体的内容
○継続企業に貢献する内部監査の重要性
○不正のトライアングルの排除の重要性

2 経営に貢献する現代の実践的内部監査
○経営に貢献する内部監査の3つの視点
○経営に貢献する現代の実践的内部監査の概観、目的、
3つの機能、実効
○実効を上げる3つの要件
○リスク・ベースの監査の実施要領
○業務監査と会計監査の関係
○趨勢分析の監査手続:
異常性の感知と継続性の確認に有効
○実践的内部監査と一般的内部監査の違い
○実効を上げられない事由:
何がまずいのかを知れば、どうすればよいかを工夫できる

3 経営に貢献する現代の実践的内部監査の実施要領
○内部監査の基本手続
○実践的内部監査の実施要領
(予備調査の重要性、重要な統制リスクの識別要領、
監査要点の設定要領、主要業務毎の監査要点、監査要点
の当否の検証要領)
○内部監査の基本的手続
(予備調査、監査実施手順書と監査予備調書の作成、実地
監査、監査調書の作成、監査結果の通知及び報告等)

〜質疑応答




提供図書:川村講師の著書
「これだけは知っておきたい内部監査の基本(五訂版)」
2014年 \2,160-(税込)  


【講師紹介】
1970年三菱商事(株)に入社。
1980年7月から2000年3月までの20年余を5カ国5社の海外事業投資先で
CEO等として勤務。
2000年4月監査部に転籍。
2001年4月から2007年12月定年退職まで監査部部長。
2002年から日本内部監査協会等で各種講習会の講師を務めている。

著 書:
『現代の実践的内部監査(四訂版)』2013年、
『これだけは知っておきたい内部監査の基本(五訂版)』2014年、
『これだけは知っておきたい内部監査の実務(改訂版)』2013年、
『これだけは知っておきたい内部監査の手法 1グループ会社の内部監査』
2009年、
『これだけは知っておきたい内部監査の手法 2不正・異常性発見の内部監査』
2009年、
『取締役、監査役、監査部長等にとっての内部監査』2013年
(いずれも同文舘出版から刊行)。



※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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