知られざる論点、金融危機後のトレンドを一気に解説

米国M&Aの最新事情と契約実務の留意点

~アウトバウンドM&A経験者向け最新実務のアップデート~

日時: 平成27年6月4日(木)午後2時00分~午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,800円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 木下万暁(きのしたまんぎょう)氏
ホワイト&ケース法律事務所・ホワイト&ケース外国法事務弁護士事務所
(外国法共同事業) 弁護士

講師  エリック・マークス
ホワイト&ケース法律事務所・ホワイト&ケース外国法事務弁護士事務所
(外国法共同事業) カリフォルニア州弁護士

 米国における景気上昇とともに、再びM&A 取引が活発化しています。金融危機後、潤沢な現金を元手に海外に新たな市場を求める日本企業が世界の大型M&Aをけん引してきました。しかし、米国企業による国内投資活動の積極化、ヨーロッパ、そしてアジアから多数の企業による米国投資の活発化に伴い、日本企業による米国企業の買収は難しさを増すばかりです。世界最大のM&A市場であり、かつ、日本企業の最大の投資先である米国。その米国において、いまM&A取引実務が大きく変わろうとしています。そして、徐々に日本企業による対米M&Aの取引条件や実務上の論点を大きく変えつつあります。
 本セミナーにおきましては、M&A経験者向けに更に一歩踏み込んだ形で、世界のトレンドを発信する米国の最新事情を踏まえながら、契約実務の変化、そして、近時の実務において留意すべき点を、日米のM&Aに精通する弁護士がわかりやすく解説します。



○ 近時の米国市場の状況
・米国市場のM&A取引件数・取引規模の推移

・ヨーロッパ市場、アジア市場との比較



○ 米国M&A取引における留意点
・善管注意義務との関係

・ブレークアップフィーとリバースブレークアップフィー

・米国におけるM&A取引を巡る訴訟


○ 近時のトレンドとその対応
・取引条件の近時の変遷と実務上の対応

・入札型取引の実情
・表明保証保険の活用とその実務
・補償条項の変化

・Dual Trackプロセスと契約条項

・独占禁止法上のリスクと安全保障上の手続きから生じる問題点

・独占禁止法上のクリアランスの義務とその効果
・CFIUSのリスク
・近時の取引事例の動向と契約書上の対応

・デラウェア州の会社法改正と取引形態の変化
・公開買付とスクイーズアウトの実務



【講師紹介】
木下万暁氏及びエリック・マークス氏。
ホワイト&ケース法律事務所・ホワイト&ケース外国法事務弁護士事務所(外国法共同事業)所属。昨年度のマージャーマーケットによる日系企業の取引ランキング(取引金額ベース)において世界で2位となった際の同事務所のM&Aチームの中心メンバー。対米のM&A取引を中心に世界のM&Aを取り扱う。

木下万暁
1999年慶應義塾大学法学部政治学科卒。
2001年弁護士登録。
2005年カリフォルニア州弁護士登録。

米国のM&Aに関する著書として、
米国におけるコーポレート・ベンチャー・キャピタルの活用とその戦略
(MARR、2015年)、
NOLポイズンピルの発動とデラウェア州裁判所の判断
(MARR、2010年)、
最新米国M&Aの実務 - 2008年米国M&A取引の分析 - (上)(下)
 (M&A Review、2009年)
など。

エリック・マークス

1995年Harvard University卒、
1995年~1997年九州大学、
2000年University of Texas at Austin School of Law卒。
同年カリフォルニア州弁護士登録。
2008年外国法事務弁護士登録。
日本語堪能。

著書として
コーポレート・ベンチャー・キャピタルの将来性
~再び盛り上がる米国市場と日本企業による活用~
(ビジネス法務、2015年)、
M&A取引における表明保証保険の最近の動向
(MARR、2014年)
など。

※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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