割引料金26,000円

富士フイルムのグローバル戦略


日時: 平成27年6月19日(金)午前9時30分〜12時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 26,000円
(消費税、参考資料を含む)

講師 森 泰造(もりたいぞう)氏
元富士フイルム執行役員

 1934年、写真フィルム製造の国産工業化計画に基づき、大日本セルロイド株式会社(当時)の写真フィルム部の事業一切を分離継承して富士写真フイルム株式会社を設立。
 その設立の経緯からして、常にフィルム業界の巨人「イーストマンコダック」を目標として意識し、グローバルに市場を観ていくことを宿命つけられていたといえます。
 1960年代以降海外での販売ネットワークの整備とともに市場での力をつけ始めた富士フイルムに対して、巨人はアンチダンピング、301条などの「貿易戦争」を仕掛けてきました。それに対抗して富士フイルムは欧州・米国での「現地生産」を決断し、消費地での供給へと大きく舵を切っていきました。
 その現場に立ち会った者として、実感したこと、心掛けたことなどについてお話ししたいと思います。



> 写真業界の巨人E.Kodakと富士フイルム
* 1969年でのE.Kodakの売上規模は富士フイルムの11倍
* 写真フィルムの規格はKodakの規格

> 何故海外なのか
* 貿易摩擦を回避し安定的に供給を継続する
* より見通しの良い供給体制、鮮度の高い市場動向把握
* グローバルなサプライチェーンの構築

> 私の海外経験(オランダ・中国・米国と日本)
* Frank、Open、Simple、Straight、Concrete
* Thinking in English,Talking in English
* “No”と云う習慣 
(Yes,butは “承認” ⇒ No, unlessは再提案を促す)
* 適切なGoal Setting と適切な評価の仕組み、権限移譲
* 部下の転職退社は栄転

> 海外でも通用する「座右の銘」
「人を説得する12原則(How to win Friends and influence People)」D.Carnegie



【講師略歴】
1969年 富士写真フイルム(株)入社(計画・企画分野で30年強)
1982年 Fuji Photo Film B.V (Netherlands) 業務部長
1994年 富士フイルム経営企画部 主幹
2001年 富士フイルム中国 総経理
2004年 新規事業開発本部長
2006年 Fujifilm Holding America President


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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