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企業価値向上と不祥事防止のための
子会社ガバナンス、子会社管理体制構築の実務

〜グローバル企業における
グループ会社経営管理のプラットフォーム敷設の薦め〜
(グループ経営管理規程のサンプル付)

日時: 平成30年11月20日(火)午後2時00分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,300円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 渡辺樹一(わたなべじゅいち)氏
ジャパン・ビジネス・アシュアランス株式会社
シニアアドバイザー 
米国公認会計士 公認内部監査人 公認不正検査士

 企業価値を増大させながらビジネス(利益)もコンプライアンス(倫理)も同時に追求するというコンプライアンス経営が求められる今、持株会社化やグループ経営が進展し、そのメリットを享受する一方で、子会社において発生した不祥事が親会社に対して重大な悪影響を及ぼす事例も発生しています。
 子会社ガバナンスは子会社管理の基盤となるものであり、従来の関係会社管理規程では子会社ガバナンスの敷設と定着は困難です。本セミナーでは、講師の豊富な実務経験をもとに、@企業理念を共有し、A親会社・子会社の役割分担を踏まえた上での子会社の経営戦略を決定し、B子会社の執行組織と取締役会の在り方を定め、C権限移譲の範囲を適正化してレポーティングラインを明確化し、D子会社へのモニタリングの枠組みなども定める、そのための「経営管理のプラットフォーム」にあたる、「グループ経営管理規程」の作成を提唱します。直近の企業不祥事の事例などを紹介しつつ、検討すべきグループ経営上の重要事項について解説するとともに、当日配布予定の、「グループ経営管理規程」のサンプルを用いて、わかりやすく解説します。また、子会社の経営幹部等による利益相反取引や、海外で発生し易い購買不正等の防止のための実務対応策なども合わせて解説します。コーポレート部門、経営企画、子会社管理に携わる幹部の方々、実務担当者の方々等必見のセミナーです。

1.最近の企業不祥事の傾向

2.子会社における不祥事事例から得られる教訓とグループ経営管理のポイント
(1)被買収会社の粉飾決算(M&A、PMIの失敗)・子会社経営者による粉飾決算事例と教訓
(2)子会社従業員による不正会計事例と教訓
(3)子会社役職員による会社資産の流用(利益相反取引・購買不正等)事例と教訓
(4)教訓から学ぶグループ経営管理のポイント

3.子会社ガバナンスの目的、設計とグループ経営管理規程の位置付け
(1)子会社への支配力の源泉と子会社ガバナンスの目的との関係
(2)子会社ガバナンスの手法と要点
(3)子会社の管理方式と留意点
(4)グループ経営管理規程の在り方

4.グループ経営管理規程の内容(サンプル規程の解説)

5.子会社役職員による不正会計、利益相反取引、購買不正等の防止策
(1)予算統制(予実管理)の活用
(2)取引先管理、購買手法の活用
(3)会計ガバナンスの構築と活用

6.質疑応答とコンサルテーション

*扱う項目・順番については、
最新の情勢等も反映する意味から、若干の変更もあり得ます。

【講師紹介】
1979年一橋大法卒、伊藤忠商事入社。エネルギー部門にて石油開発等に従事。1998年アイダエンジニアリングにて国際事業部主事、営業管理部長、管理グループ長、M&Aプロジェクトマネジャー、欧州事業CFO、内部監査室長等を歴任。2011年からジャパン・ビジネス・アシュアランスにて企業統治・内部統制構築・上場支援などのコンサルティングを手掛ける。早稲田大学非常勤購師、一般社団法人GBL研究所理事、日本取締役協会会員、東証1部上場会社の社外取締役なども務める。
講演
一般財団法人リスクマネジメント協会、公益社団法人会社役員育成機構(BDTI)、一般社団法人実践コーポレートガバナンス研究会、上場会社の役員研修等多数。
執筆
「IFRSと企業法務」、「統合報告と今後の着眼点」、「企業不祥事・不正防止への組織的対応」(ビジネスロージャーナル)、「監査法人のガバナンスコード」(週刊エコノミスト)、「企業不祥事の原因はどこに」(日経産業新聞、日経電子版)など。本年1月より弁護士ドットコムのBusiness Lawyersにて「企業価値向上と毀損防止に向けて企業は何をすべきか」を連載中。

※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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