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企業アライアンスから国際M&Aまでの
論点と交渉のツボ

〜失敗しない交渉ノウハウ、欧米とアジア新興国における
アプローチの相違を比較論的観点から解説〜

日時: 2019年3月5日(火)午前9時30分〜12時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,500円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 鼎 博之(かなえひろゆき)氏
アンダーソン・毛利・友常法律事務所
パートナー弁護士・ニューヨーク州弁護士

 米中貿易戦争の動向、ブレグジットなど2019年は様々なリスク要因が経営に影響します。日産とルノーの国際アライアンスにも暗雲が垂れ込めています。一方、2018年には、タケダが、シャイアーを6兆円で買収した例にみられるように、国際M&Aにおけるチャンスとリスクの見極めが極めて重要となります。
 国内では、デジタル化の進展に伴うAI技術の発展、キャッシュレス決済システムの促進に伴う銀行とのアライアンス、デジタルプラットフォーマーとの提携など、従来のM&Aにはない柔軟な取引形態が考案され、実務上のデファクト・スタンダードとなっています。
 このように、企業アライアンスやM&Aは、複雑化・多様化する市場のニーズを迅速に取り組むために新たな事業を展開する手段として、あるいは、世界市場での競合相手との生き残りをかけた市場獲得手段として使われるなど、様々な目的で利用されています。
 本セミナーでは、講師の30年余に及ぶ企業法務の経験をもとに、企業アライアンスから国際M&Aまでの論点と交渉のツボ、企業アライアンス、国際M&Aで失敗しないノウハウを提供します。

1.はじめに〜企業アライアンスから国際M&Aまでの様々なパターン

2.業務提携の種類と特徴(技術提携、販売提携、生産提携)

3.資本提携の種類と特徴(株式の持合い、合弁会社設立、第三者割当)

4.交渉相手のアイデンティティ
・政府系か民間系か
・ファミリー企業か上場会社か
・ファンドか事業会社か

5.海外法律事務所や会計事務所、FAの選択のコツ

6.交渉場所、タイムスケジュール、交渉言語

7.文化的、宗教的な背景の相違

8.契約に対する考え方の相違
・締結された契約は遵守されるか
・契約を締結してから交渉するか

9.各当事者の交渉目的、交渉に対する誠意度

10.国民性の相違(論理か、人間関係か)

【講師紹介】
1976年早稲田大学法学部卒業、1979年最高裁判所司法研修所修了・弁護士登録、1987年イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校ロースクール修士課程修了、1987年ニューヨーク・クデールブラザーズ法律事務所勤務、1988年ニューヨーク州弁護士登録、2007年ビンガム・マカッチェン・ムラセ外国法事務弁護士事務所 坂井・三村・相澤法律事務所(外国法共同事業)にパートナーとして参加、2012年ヤマトホールデイングス株式会社社外監査役就任、2015年統合により現事務所にパートナーとして参画。
主要著書等:
「M&A実務の基礎」(商事法務 2015年)(共著)、「企業経営を育てるコーポレートガバナンス 監査役の機能強化」(THE LAWYERS 2015年2月)、「企業のための労働実務ガイドQ&Aと書式」共著『商事法務』(2013年2月)、「Investing Across Borders 2010 - Indicators of foreign direct investment regulations in 87 economies」Contributing to Japan portion『Investment Climate Advisory Services World Bank Group Report』(2010年8月)他多数。

※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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