既にホテルマーケットは2020年のその先を見据えて、新たなステージに向かっています。主要都市では引き続き、ホテルパフォーマンスは好調にも見えますが、ホテルプロパティ毎にパフォーマンスに差が出てきているのが現状です。また急増する新規開発や異業種参入に対する警戒感は益々強くなってきている一方で、ラグジュアリーやアッパーアップスケールセグメントにおいては不足感も指摘されています。
本セミナーでは、現状のマーケットを正しく読み解きつつ、新規のホテル開発を企図する事業会社、デベロッパーが狙うべき価格帯・エリアやホテルタイプについて検討を加えた上で、ホテル業界の過去からの変遷を踏まえ、次世代のホテル経営のあり方、開発戦略およびラグジュアリーマーケットの今後について幅広く解説を試みます。
1.マクロの視点から見るホテルマーケットの現状および未来
@ ホテルパフォーマンスの推移・現状について
A 堅調な国内需要と様々なリスク要因を抱えるインバウンド需要の今後の見込みについて
B 各プレイヤー(オペレーター・デベロッパー・投資家等)の戦略について
2.ホテル開発とオペレーター選定にあたっての検討課題
@ 2030年のマーケットを見据えたホテルコンセプトのトレンドについて
A 事業性・リスクの観点からのホテルの運営形態(直営・リース・運営委託)に対する理解
B オペレーターとの契約交渉(運営委託・リース契約)について
3.ラグジュアリーホテルマーケットを理解する
@ ラグジュアリーマーケットの現状および将来性について
A ラグジュアリーセクターの需要と供給について
B 日系ラグジュアリーホテルの成立要件について
【講師紹介】
旧第一勧業銀行(現みずほ銀行)での証券関連業務経験後、2000年4月に会計事務所系のコンサルティンググループに移籍し、主としてホテル、旅館、テーマパーク、カジノ、不動産業界に対するアドバイス業務を提供。その後、2016年1月より現職に転じ、同業界に対して、引き続き事業戦略立案から組織・運営・人事・システム面でのコンサルティング業務を提供すると共に、ホテルを含む複合開発案件や建替え案件に対して、マーケット調査、コンセプトデザイン、オペレーター選定、PM/CM業務、ホテルアセットマネジメント業務等を提供している。
※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。