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金検マニュアル廃止を巡る最新動向

〜信用リスク管理・引当制度へ影響〜

日時: 2019年7月11日(木)午後1時30分〜午後4時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,500円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 神崎有吾(かんざきゆうご)氏
EY新日本有限責任監査法人
金融事業部 アソシエイト・パートナー

 金融検査マニュアルの廃止は、信用リスク管理や引当制度を大きく変えようとしています。金融庁によるモニタリング手法も大きく変化し、形式・過去・部分重視の検査・監督から、実質・未来・全体重視の検査・監督へと変わることが想定されます。
 マイナス金利の浸透等、現在、銀行業界を巡る状況は、非常に厳しいと思われますが、本件を新しいビジネスチャンス、業務変革へと結びつけようと動き出している金融機関も少なくありません。
 本セミナーでは、実務者の目線を重視した上で、直近までの動向を踏まえ、信用リスク管理や引当制度の変化の方向性と経営管理への影響について、分かり易く解説します。

1.金融検査マニュアルの廃止の背景
(1)金融検査マニュアルの廃止の背景
(2)金融モニタリング手法の変化(海外の当局の事例を踏まえて)
   
2.引当制度への影響
(1)日本の金融機関が将来予測的な引当を適用する上での課題
(2)グルーピングに係る実務論点
(3)将来予測に係る実務論点
(4)新しい引当制度を検討する上での実務課題
   
3.信用リスク管理への影響
(1)格付制度・自己査定制度
(2)マクロストレステスト
(3)パラメータ推計制度(PD/LGD/EAD等)
(4)リスクアペタイトフレームワーク

4.質疑応答

※ご同業の方からのお申し込みは
お断りさせて頂く場合がございますので、ご了承ください。 

【神崎有吾氏】
格付投資情報センター・金融工学研究所を経て、大手監査法人に入所。IFRS9対応、統合的リスク管理(ERM)や信用リスクに対するコンサルティングや会計監査に従事。2009年〜2011年、金融庁監督局総務課バーゼルU推進室に出向し、バーゼルU(信用リスク、市場リスク、オペリスク)の業務に従事。2015年に新日本有限責任監査法人入所後は、IFRS9やCECAL対応、統合的リスク管理(ERM)の整備・高度化支援、各リスクの計量化・モデル構築支援、内部監査サポート、国内外の規制遵守に係るアドバイザリーを提供。
著書等:
『これで納得! 信用格付モデルの実際』(共著、金融財政事情連載)。

※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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