バーゼル規制の改正動向を踏まえた

信用リスク管理の実務上のポイント(初・中級)


日時: 平成27年6月22日(月)午後1時30分〜午後4時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,800円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 木村秀吾(きむらしゅうご)氏
新日本有限責任監査法人
金融アドバイザリー部 シニアコンサルタント

講師  大樂弘幸(だいらくひろゆき)氏
新日本有限責任監査法人
金融部 シニアマネージャー

 2019年のバーゼルVの完全実施に向け、バーゼル銀行監督委員会(以下、バーゼル委)では、信用リスクの見直しの議論が進展しています。
 2014年は、バーゼル委から、「カウンターパーティ信用リスクエクスポージャーの計測に係る標準的手法」、「証券化商品の資本賦課枠組みの見直し」及び「銀行の清算機関向けエクスポージャーに対する資本賦課」の最終文書、並びに「信用リスクに係る標準的手法の見直し」、「資本フロアの改訂」及び「開示要件(第3の柱)の見直し」の市中協議文書が公表されました。加えて、本年2月には「貸出金に関する健全な信用リスク評価と測定」に関するガイダンスの市中協議文書も公表されています。
 本セミナーでは、経理・財務・リスク管理担当者(初級・中級者)向けに、(1)バーゼル規制改革の動向、(2)規制改革の内容を踏まえた信用リスク・アセット計測の実務上のポイント、及び(3)規制改革の内容を踏まえた会計上の信用リスク測定(予想信用損失会計)の実務上のポイント(関連するIFRS第9号との関係やIFRS第9号の減損及び日本のIFRSの現状を含む)について解説し、皆様の業務の一助とさせて頂くことを主眼としています。



1.自己資本比率規制枠組みの改正動向
(1)規制改革ロードマップとタイムライン
(2)信用リスクの標準的手法の見直し及び資本フロアの
見直しの内容と影響度
(3)開示要件(第3の柱)の見直しの内容
(4)銀行勘定の金利リスクの見直しの概要

2.信用リスク・アセット計測の実務上のポイント
(1)カウンターパーティ信用リスクエクスポージャーの計測に係る
標準的手法の内容と実習
(2)銀行のファンド向けエクイティ出資に係る資本賦課の内容
(3)証券化商品の資本賦課枠組みの見直しの内容
  
3.予想信用損失会計の扱い
(1)ガイダンス「貸出金に関する健全な信用リスク評価と測定」
の内容
(2)予想損失モデルを採用する「IFRS9:金融商品」との関係
(3)IFRS9の減損会計(予想信用損失会計)
(4)日本におけるIFRSの適用
   
4.質疑応答


※ご同業の方からのお申し込みはお断りさせて頂く場合が
ございますので、ご了承ください



【木村秀吾氏】
金融機関勤務後、財務省、金融庁等を経て、2014年に新日本有限責任監査法人に入所。金融機関の規制対応等に関するコンサルティング業務に従事。2013〜14年金融庁総務企画局総務課国際室課長補佐。バーゼル銀行監督委員会傘下の部会メンバーとして、レバレッジ比率規制や大口エクスポージャー規制等の策定に従事すると共に、国内法制化にも関与。
ワシントン州米国公認会計士、日本証券アナリスト協会検定会員。
主な著書(共著)は「バーゼルVレバレッジ比率の枠組みと開示要件」(金融財政事情、2014年)、「大口信用供与等規制はどう変わるか」(金融財政事情、2014年)など。


【大樂弘幸氏】
公認会計士・CFA協会認定証券アナリスト
金融機関及び事業会社の財務諸表及び内部統制監査に従事。東証一部上場企業の経理・財務部にも所属した経験を持つ。また、2012年7月から2014年9月まで、金融庁総務企画局企業開示課へ出向し、2014年10月より新日本有限責任監査法人に復帰。当局や財務諸表作成者の経験を生かし、IFRSアドバイザリー業務も担当。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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