【会場(定員20名)】【LIVE配信(Zoom)】【後日配信】

企業目線で考える、トラブル回避のために知っておくべき広告制作法務

〜広告物デザイン制作委託や芸能人等が出演する広告にありがちなトラブル事例とその予防策・対応策〜


本セミナーは終了しました。アーカイブセミナーはこちら↓でお申し込みいただけます。 https://www.kinyu.co.jp/seminar_detail/?sc=k900823a

開催日時2024年8月30日 (金) 10:00〜12:00
講師

小林利明氏
高樹町法律事務所 パートナー 弁護士 ニューヨーク州弁護士

受講費 27,000円 (お二人目から23,000円)
(消費税、参考資料を含む)
開催地 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
概要■このセミナーは「会場」、「LIVE配信(Zoom)」「後日配信」でご受講いただけます。
当セミナーは、会場受講、またはZoomでLIVE視聴される方も、録画をご視聴いただけます。
 期間は1週間です。


 近時、グラフィックデザイナーや映像制作者などのクリエイター向けに、著作権などの権利問題や契約トラブルへの対法を解説した書籍やウェブ記事が多く出されています。これらは主にクリエイターを保護する観点から注意すべき着眼点を解説していますが、着眼点そのものは委託者にとっても重要な検討ポイントとなります。
 では、委託者たる企業はどのようなスタンスで発注を行えばよく、成果物の利用にあたりどのような点に注意すべきでしょうか。発注の際に求める成果物についてのデザインイメージが具体的すぎると厄介なことになってしまうかもしれません。成果物の著作権は必ず譲渡を受ける必要があるのでしょうか。限られた予算で発注する場合は特に注意すべき成果物利用上の確認ポイントもあります。クリエイター向け指南の「逆」のスタンスで臨めば委託者にとってベストかというと、そうとも限りません。現実には、クリエイター(あるいはデザイン事務所)が気づかず見過ごしているポイントや、問題に気づきつつ「慣行」だから大丈夫だろうという考えで案件を進めていることもあります。本年11月1日施行のフリーランス新法への対応も必要になります。
 本セミナーでは、クリエイター側と発注者側の双方の立場からの経験を踏まえたトラブル実例や、大きな声では言えないけれども実際にはこういったこともある、という話も交えて、企業目線で、「落とし穴」回避のために知っておくべき広告制作法務についてお話します。トラブル回避の予防策として、あるいは問題発覚時の対応実例として参考になれば幸いです。
セミナー詳細 1.広告物デザイン制作委託とトラブル事例
  (1)「これみたいな感じのものを作ってもらえますか?」―著作権法上問題のない「盗作」か
  (2)「この予算で作ってもらえませんか?」―ストック素材・フリー素材と使用制限
  (3)「著作権の譲渡はできかねます」―広告物の性質に応じた代替提案、著作権以外の権利確保
  (4)「著作権譲渡の条項には『著作権法27条及び28条の権利を含む』とは書かれていません」
      ―特掲がなくとも翻案権等の譲渡があったと言える場合
  (5)「弊社案件を手掛けたことは一切口外禁止です」、「同業他社の広告物制作は受託しないで
     ください」
      ―独占禁止法
  (6)「過去にファンアートを作成しネットにアップしています」―炎上
  (7)「前回の成果物のデザインAに酷似するデザインをXが作成し使用しています。著作権侵害で
     あることをXの取引先に通知し注意喚起するのでAの作成過程を教えてください-生成AIを
     使ってすぐ完成したものです」
      ―著作権発生の有無、虚偽事実の告知(不正競争防止法)

2.芸能人等が出演する広告とトラブル事例
  (1)「旬の俳優Aが出演したウェブ動画の著作権は当社のものですよね」
      ―CMの著作権の帰属と使用可能期間
  (2)「当社商品の広告に出演してくれているBさんが他社の同種商品の広告に出るんですか?」
      ―競合出演禁止の範囲
  (3)「『#プロモーション』は大丈夫で『#Promotion』はダメなんですか?」
      ―ステルスマーケティング

3.その他
  (1)「当社は資本金1000万円ですから」
      ―下請法、フリーランス新法
 


【講師紹介 小林利明(こばやしとしあき) 氏】
2004年東京大学法学部卒業、2006年慶應義塾大学法科大学院修了、2007年弁護士登録。2013年New York University ロースクール修了(LL.M.)。長島・大野・常松法律事務所、骨董通り法律事務所を経て、現在、高樹町法律事務所。エンタテインメント・スポーツ業界の知的財産案件、人事労務案件、渉外案件、紛争対応などを主に扱う。放送番組制作・キャラクター展開・イベント事業等を行う企業や音楽・芸能・映像製作事業等を行う企業に合計8年以上パートタイム出向しており、企業内の現場・法務・契約担当者からの様々な相談に対応している。東京藝術大学、神戸大学大学院、中央大学にて非常勤講師を務める。主な著書等に『エンタテインメント法実務』共編著(弘文堂、2021)、「講演録 職務著作の成否と様々な働き方」(コピライト、 2023年4月号)、「芸名、グループ名とパブリシティ権」(ジュリスト2024年3月号)、「広告出演契約のチェックポイント」(ビジネス法務、2024年8月号)など。 

※録音・録画・ビデオ撮影はご遠慮ください。


主催 金融財務研究会

備考本セミナーにつきましては、講師と同業者、法律事務所所属の方のお申し込みはご遠慮願います。

■このセミナーは、①会場受講 ②「Zoomミーティング」のLIVE配信でご受講 ③後日録画でご受講、からお選びいただけます。
会場受講:受講証をご持参の上ご来場下さい。資料はPDFでお送りしますが、製本資料も会場でお渡しします。
LIVE配信(Zoom)受講:開催約1週間前に受講URL等をメールでご案内します。資料はPDFでお送りします。
①②については、開催後3営業日以内に、録画視聴用のメールをお送りします。視聴期間は1週間です(ご視聴日の指定はできません)。また、資料到着後のキャンセルはお受けできません。
後日配信受講:ご入金確認後、開催後3営業日以内に、視聴用のURL、ID、パスワードをお送りします。資料は視聴画面からダウンロードできます。視聴期間は2週間、ご希望の日程でご視聴いただけます。
■詳しくは、セミナーお申込みからご受講の流れをご覧ください。
■LIVE配信および録画の複数名でのご視聴、録音録画等はご遠慮下さい。
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