【会場(定員20名)】【LIVE配信(Zoom)】【後日配信】

海外M&A案件の最新実務

〜高まる当局の介入、政治的影響、CFIUS問題、DDの秘訣、初期段階から注意〜

開催日時2025年1月8日 (水) 13:30〜16:30
講師

加本 亘氏
ホーガン・ロヴェルズ法律事務所 外国法共同事業 パートナー・弁護士・ニューヨーク州弁護士

受講費 35,900円 (お二人目から30,000円)
(消費税、参考資料を含む)
開催地 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
概要■このセミナーは「会場」「LIVE配信(Zoom)」「後日配信」でご受講いただけます。
当セミナーは、会場受講、またはZoomでLIVE視聴される方も、録画をご視聴いただけます。
 期間は1週間です。


 コロナ騒動が終わった後、日本企業の海外への投資案件が勢いを増し続けている。特に米国での買収案件、出資案件が目立つものの、日本企業によっては、欧州あるいはアジアに関心が強い会社も少なくない。最近の海外M&Aの特徴は、どこの国であれ、政治的な影響を受ける可能性が高まっていることである。つまり、各国当局の動きに配慮しなければならない場面が増えた。日本製鉄とUSスチールの大規模M&Aが米国当局の影響を受けているのはその一例であり、今後も似たような状況がどの国でも起こり得る。日本企業が海外M&Aに関する株式譲渡契約や資産譲渡契約を交渉する際には、当局に案件を止められる可能性も現実的なリスクとして認識し、それに対応する条項を検討していかなければならない。もう一つの最近の特徴として、相変わらず入札案件が多いものの、日本企業が成功するパターンとして入札ではない相対の案件も目立つ。以上の点を踏まえながら、海外M&Aのホットトピックを取り上げる。
セミナー詳細 1.M&A契約:
  ① SPA:米国型と英国型の契約条項の違い
  ② 金銭の流れに関する条項の整理(価格調整条項、Locked Box、アーンアウト、補償など)
  ③ DDで発見した問題点をどのように契約に落とし込むのか?
  ④ 表明保証条項を深堀する!
  ⑤ 株主間契約の典型的条項(Drag-Along条項、Tag-Along条項の説明含む。)

2.当局に対する届出義務
  ① 常に検討すべき3種類の届出義務
  ② 各国独禁法の届出義務(merger control filing)
  ③ 各国のFDI規制への対応(米国であればCFIUS)
  ④ EUの新法:FSRの届出義務

3.日本製鉄・USスチールの案件から学ぶこと
  ① CFIUSに止められる現実的リスクがあるということ
  ② CFIUSに止められた場合に買主が支払う違約金
  ③ 日本企業の取締役の責任(株主代表訴訟のリスク)

4.デューディリジェンスに際して検討すること
  ① クリーンチーム方式で進めるか否か
  ② 表明保証保険

5.案件の初期段階で直面すること
  ① LOIの内容をどうするか?
  ② 入札案件の場合の留意事項


企業所属の弁護士さんは大歓迎ですが、弁護士事務所とその関連団体所属の方はご遠慮願います。



【講師紹介 加本 亘(かもとわたる)氏】
専門は、M&A、国際税務、労務。2000年-2006年Freshfields Bruckhaus Deringer(法律事務所)勤務。2007年-2011年Allen&Overy(法律事務所)勤務。2012年1月-2015年4月日比谷中田法律事務所パートナー弁護士。2012年4月-2014年12月、外資系金融機関のジェネラル・カウンセル兼任。 2015年5月よりHogan Lovells(法律事務所)にパートナー弁護士として勤務。1996年東京大学法学部卒業。同年司法試験合格。2000年弁護士登録(52期)。2006年ニューヨーク州弁護士登録。2005 年ニューヨー ク大学(NYU)国際租税修士課程(International Taxation LLM)、 2006 年、ニューヨーク大学(NYU)租税法修士課程(Taxation LLM)修了。著書に「国際タックスプランニングの実務」(中央経済)、「弁護士のための租税法」(千倉書房、共著)など。IFA会員、2011年IFAパリ大会ブランチレポーター。

※録音・録画・ビデオ撮影はご遠慮ください。


主催 金融財務研究会

備考■このセミナーは、①会場受講  ②LIVE配信(Zoom) ③後日配信 からお選び下さい。
会場受講:受講証をご持参の上ご来場下さい。資料はPDFでご送付し、製本資料も当日お渡しします。
LIVE配信(Zoom):「Zoomミーティング」のLIVE配信でのご受講です。開催約1週間前に受講URL等をメールでご案内します。資料はPDFでお送りします。
①②については、開催後3営業日以内に、録画視聴用のメールをお送りします。視聴期間は1週間、ご視聴日の指定はできません。資料到着後のキャンセルはお受けできません。
後日配信:録画でのご受講です。ご入金確認後、開催後3営業日以内に、録画視聴用のメールをお送りします。資料は視聴画面からダウンロードできます。視聴期間は2週間、ご希望の日程でご視聴できます。日程指定ご希望の場合は、「質問等」にご記入下さい。
■詳しくは、セミナーお申込みからご受講の流れをご覧下さい。
■複数名でのご視聴、録音録画等はご遠慮下さい。
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